ゴールデンウィーク走馬灯
芽吹きの森 東部町中央公園
絵と文 米津福祐
2003年
5月24日号
今号は私が勝手にフォンテーヌブローの森と名づけている東部町鞍掛の中央公園である。
緑あざやかな芝生の丘、フィールドアスレチック遊園地、菖蒲(あやめ)池散策路、森の小道、アヒルの池等が並ぶ広大な公園は、我々には癒しを、子供には跳ね回るフィールドを、若者には愛を育む緑陰をプレゼントしてくれる。又隣のテニスコートからは、元気な掛け声が聞こえてくる。
「君、フォンテーヌブローの森とは全然違うよ」外国通の方から、したり顔で言われるのが見える様だ。
そうですとも、全く違う。歴代仏蘭西王の居住地だ。片や市民みんなの公園だ。
さてその森でおじいちゃんおばあちゃん両親そして子供達が、そろってお弁当をひろげている。なんて素敵な風景だろう。この楽しげな様子をみていたら、胸にこみあげるものがあった。
子育て時代こんなに和やかでうれしそうな一家団欒の休日を、家族と過ごしたことがあっただろうか。でも信じてくれ。あの時も裏も表もなくただ精一杯、家族の為に生きていたことを。
写生する脇をヨチヨチ歩きの赤ちゃんが通りぬけ、若い母親が、慈しみの眼差しで追いかけて行く。たしかに我が家にもこんな時代があった。……月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也……
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