旅は続く(最終回)

敦煌「鳴沙山」(2010年12月、中国)

写真・中川隆(文・編集部)

2011年6月25日号

 ―世の中は変わった。パソコンとケイタイを持参して、インターネットの旅をするなんて…。長期旅行する若者のほとんどは一年間有効の世界一周航空券を懐にIT情報を見ながら空を飛び回る。
 これが旅か! そんな旅はごめんだ。と僕は拒否し続けるが、時代の波に抗しきれない。ヒッチハイクや飲まず食わずの、かつての旅。そこで出合った世界とハッとするような感動。今の旅は薄まっていると思う―

 中川夫妻は赤道直下の島々を経由して今春チリに渡って南下、アンデス山脈最南端手前を越えて先ごろアルゼンチンに入りました。

 前掲の文はそこから届いたものです。途中、撮影データを収納したハードディスクを盗まれるなど事件もありましたが、冬のパタゴニアを元気に北上しているようです。

 ご愛読いただきました「旅の途上」は、7月からの紙面刷新にともない今号で終了します。中川夫妻の世界放浪の旅については、今後も随時、本紙で紹介する予定です。  

 
 
 
 
Copyright (C) 2010 SHUKAN-UEDA All Rights Reserved.