1月25日
清酒「亀齢」醸造元 岡崎酒造
上田市柳町
上田市中央4-7-33  0268-22-0149

営業時間/8・30〜17・00 (日)(祝)の不定休

 
 北国街道の面影を残す上田市柳町。その風情に大きく貢献する清酒「亀齢(きれい)」の醸造元、岡崎酒造。柳町を観光で訪れる人を対象に、試飲と小売を行っています。
 創業は宝永3年(1706)、ずっと変わることなく「ここの水と米を使って、ここの人の手で造っています」と社長の岡崎時子さん。
 店内は「お酒に人が合わせる」ため、暖房は火鉢のみ。お酒のほか、酒器なども扱っています。
 試飲は少量を口に含んでみると、その違いがはっきりします。と同時に自分の飲みたいお酒もわかります。この時期のお楽しみは、コクのあるしぼりたて生酒(720ml/1070円、1.8リットル/2250円)が飲めること。贈答用に、にごり酒「信州小町」とのセットも。デザイン性の高いボトルはお土産にもいいし、飲み終わった後も活用できます。
 お勧めは特別限定純米酒「綏酔(すいすい)」(720ml/2550円)。今年できた綏酔は1498本で、1本1本に通し番号つき。杜氏さんの熱意と技が凝縮したような酸味がある辛口の味わいで、味のわかる人にこそ楽しんでほしい逸品です。
 大吟醸や吟醸、純米酒はきりりとした冷もいいのですが、冬は人肌のお燗でどうぞ。香りが立って、甘味が増します。
 11月中旬から3月中旬まで、醸造中のため蔵見学はできません。そのほかの時期なら、前日までに予約をすれば見学可能。
 酒造りは厳寒期に行う、手間のかかる仕事。小規模の造り酒屋さんにとっては、採算が合う仕事とはいえません。「本当は大変(笑)。でもここでしかできないものだし、伝統を受け継いでいきたいという気持ちでやっています」。
 
1月18日
麺家 七 海(NAMI) 
上田市芳田
上田市芳田1380-2 0268-35-3973

営業時間/11・30〜14・30 (火)定休

 
 「自家製麺で、ラーメンがあっさり味でおいしい」「2階に子どもが遊べる部屋があるんです」と、読者から推薦の声多数の七海。店主の澤良治さんは、袋町でスナックを経営するかたわら、趣味が高じてラーメン屋さんを開きました(このため営業は昼間だけ)。
 澤さんが求めるのは「小さいころ食べておいしかったラーメン」。臭みを抜くため、それはそれは丁寧に下処理をした鳥ガラをベースに魚介類や野菜を加え、アクを取りながら3〜4時間「やさしく煮て」澄んだスープに仕上げます。
 廃業するという製麺業者から機械を譲り受け、小麦粉そのものを吟味し試作に試作を重ね、細めでコシのある麺を完成させました。
 ラーメン550円は、スタンダードな昔ながらの中華そばという感じ。味噌ラーメン600円は、みそ3種類とその他の調味料を練り上げたものがベース。特製のタレで煮る、柔らかなチャーシューたっぷりのチャーシュー麺780円も人気(麺のゆで加減はリクエストに応じます)。「おいしいスープ」でつくるから、ポークカレー680円もイケます。ボリュームがほしい人には、ミニカレー&ラーメンセットや、ベーコンカリカリ御飯&ラーメンセット各900円を(この御飯、さわやかな風味のエシャロットを使うところがプロの味、秀逸です)。
『正しい素材』で作ったラーメンは女性にも人気、「いつまでも、しつこく味が口に残らないのがいい。けど3日ぐらいしたらまた食べたくなる(笑)」という人も。澤さんがかける手間を知って、体を気づかい「人に任せれば」と言う人もいるそうですが、納得したものを出したいと頑張っています。
 
1月11日
マクドナルド143上田原店
上田市上田原
上田市上田原435-3 0268-29-0811
営業時間/8・00〜22・00 年中無休
 
 上田市内のマクドナルドは5店舗。国道143号線に面したマクドナルド143上田原店(勝家繁店長)はオープンして丸一年がたちました。
 県内でもこちらを含め3店舗にしかないというスーパープレイランドを併設。滑り台に乗り物型の遊具など、ちょっとした『基地』のようで、3歳〜小学校低学年までが遊べます。
 独立したスペースなので、多少騒いでも大丈夫。天気が悪く外で遊べない日は、小さな子どもを連れたお母さんたちがお昼やおやつを兼ねてやって来ます。大好きなハンバーガーを食べ、思いっきり体を動かして遊べるから、子どもたちも大喜び。
 昨年秋からファンの声に応えて始まったマックチョイス。ハンバーガー・サイドメニュー・ドリンクのそれぞれ好きなものを選べ、自分だけのセットが作れます。
 オーダーは簡単。好きなバーガーを選び(各セット料金を表示)、サイドメニューはマックフライポテト・チキンマックナゲット・プチパンケーキ・マックシェイカーサラダ(ガーデンかチキンのどちらか)から選び、ドリンク(マックシェイク含む)を選びます。
 どちらかというとおやつや軽食というイメージがありましたが、チョイスによってはボリュームあるディナーにもなります。サラダのドレッシングは、ガーデンが熟成チーズ、チキンがごま風味。ドレッシングをかけたらふたをして、シェイクするのがなかなか楽しい。
 オーダーが入ってから作る「メイドフォーユー」システムを採用。だからいつも作りたて、フカフカのバンズにシャッキリ野菜、ポテトはカリッのホクホクで、おいしさもひとしおです。
 
1月1日
地蔵温泉
十福(じっぷく)の湯

真田町傍陽
真田町傍陽9097―70(真田いずみの森内) 0268-75-3855
営業時間/10・00〜21・00(最終受付20・30)  無休
入館料/大人600円・小学生300円 
 県道長野真田線「地蔵峠」の頂上近く、カラマツ林に抱かれた地蔵温泉「十福の湯」は、地蔵尊の十の福徳にあやかる、木造りの日帰り天然温泉です。
 オープンは、昨年5月。建物は、フィンランド産のパイン材を使った床面積1万u余という大ログハウス。木の温もりを大切にした館内は、大浴場や脱衣所、サウナ、ロビーや大広間にもふんだんに木材を使用。喫茶コーナーの暖炉では、まきが赤く燃えています。
 天然の巨石を配した大露天風呂は、「県下一と自負しております」と林孝夫支配人。取材日は、ちらほら雪。雪と湯気に包まれ、日本庭園とバックの森を眺めながら入浴していた女性客は、「ぜいたく…。ゆったり、のんびりです」。泉質は、アルカリ性単純泉。効能では「美肌」が強調されていました。
 食事処の人気メニューは、温泉釜飯、岩魚刺身定食、岩魚塩焼定食(どれも1000円)。館内に入るとふわっと木の香りがしますが、パンコーナーからは焼きたてパンのいい香りがしてきます。「スタッフが愛情もって焼いている」というパン。なかでも売れ筋は、「十福ドーナツ」と「十福アンパン」(ともに120円)。「手づくりシュークリーム」もやさしい味でした。
 また、同施設が力を入れているのは「人間力」。スタッフルームには、「施設のよさはもちろんのこと、スタッフの対応が素晴らしいからもう一度来館したい、と、すべてのお客様に感じていただかなくてはならない」という掲示が。館内の清潔さを含め、この心遣いが各所にうかがえます。
 
 
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