開業3年目を迎えた、24時間営業のスパリゾート湯楽。館内の広さと清潔感と、肌にツルッとする天然水利用（かけ流し）のお風呂の気持ちよさが、口コミでファンを増やしてきました。
「海外リゾートで体験するようなリラクゼーションを、お客様の日常生活のなかで気軽に味わえる施設として、“プチリゾート”をキーワードに少しずつリニューアルを進めています」と、社長の伊藤千枝さん。女性らしい気配りが浴場の掃除をはじめ、折々に変わるサービスメニューに反映されています。
　お風呂は深さ90cmの大湯と水風呂、薬湯、ジャグジー、サウナは25人収容の大型（男女とも）。また韓国式あかすり、ソフト整体、足つぼ、ネイルアートなどの有料サービスのほか、大休憩室のビデオ映画上映などの無料サービスも好評です。
　なお今年の6月からは、女性のお客様へのサービスに力を。女性専用休憩室では、ヒーリングサウンドのなかでアロマテラピーの無料サービスが受けられます。
　レストランのメニューも充実。脂肪を燃焼させるカルニチンを豊富に含んだラムの香草焼きセット750円、牛タンとろろ定食850円が人気です。
　ゆったり、心身開放。いい時間が過ごせる近間のリゾートです。

入館料／メンバーズカード（初回のみ作成費500円）をお持ちのお客様600円・一般1000円
フェイスタオル・館内着・ハブラシ・カミソリ無料　24時以降は深夜料金1000円加算（仮眠室あり）4・5階ビジネスホテル　無休

　盛岡冷麺は韓国のものよりやや太め、透明感があってむっちりもっちりした噛み応え。七輪亭では盛岡冷麺の美味しさを堪能してほしいと、麺を手作りしています。
　スープは牛骨、牛肉、野菜、鶏などから2日間かけてとり、アクや脂は徹底的に除きます。だから豊かな旨みとコクがありながら、さっぱり。
　具はキュウリの酢漬け、キムチやゆで卵などで味と食感も計算されています。辛さは5段階、記者は中辛にしましたが、透明なスープで涼しげなたたずまいながら、後からじんわり効いてきました。
　肝心の焼肉、黒毛和牛（上ロース950円、上カルビ900円など）をメインに、手頃なところもそろっています。「本日のおすすめ」は壁に掲示、取材日は仙台牛特上ロース2250円、黒毛和牛上ハラミ800円などもありました。
　店内の「焼きかた心得5カ条」を参考にどうぞ。肉の旨さ、甘さがしみじみわかります。なお平日のランチは長水石プレートでの焼肉となります。
　ことにお勧めなのは内臓類。1頭分でとっているので「（食べられるまで）手間はかかるけれど、鮮度のいいものを安く出したいから」と店主の大村銀一郎さん。わからないことは、どんどんお店の人に聞きましょう。
　牛舌も1本でとるため「タン塩は本当にいいところしか出さないから」残りは2日間煮込みランチの牛タンカレー650円に。スプーンで切れる柔らかなタン、スープの力強さに裏打ちされた、庶民派ながら上等のカレーです。
　厨房が全部見えるのも安心、お店の誠実さが伝わります。焼肉はハレのメニュー、たまのことなら、こんなお店でぜひ。

　開店して18年のレノン、1年半前に改装し、店内は木を印象的に配した落ち着いた雰囲気。オーナーシェフの小出宏さんが腕をふるう料理と、各種アルコールが楽しめます。
　ランチ、取材日はビーフストロガノフ・サフランライス、金目鯛のラタトゥイユソース・サフランライス、ナスとベーコンのトマトソースのスパゲッティの3品から好みの1品と、サラダ、パン、コーヒー、女性にはアイスクリームで680円！
　今月いっぱいの予定で、松茸ドリアも680円（1日5コ限定）。もう1種類、「1ランク上の食材」を使った980円のランチもそろそろ始まります。
　 料理も盛りつけもセンスが感じられ、何より「喜んでもらおう」という気概を感じます。小出さんは「利益的には難しい。ぼくが奉仕活動で（笑）」。
　夜は多くの人がおまかせ料理をオーダー（チャージ込み2000円〜、前日までに予約をした方が凝った料理が食べられます）。料理は仕入れ次第、5品より少なくなることはありません。
「ちょっと食べたい」は、食事的なAとつまみ中心のBで、各「適当にみつくろって」3〜4品で1500円。
　お米や野菜は自家製、「安全な、できる限り生産者の顔が見えるものを使っています」。
　アルコールは好みに合わせて作るカクテルからワイン、日本酒、焼酎ひと通りなど。なかでもノンアルコールカクテル各500円は、飲めない人でもいい気分にしてくれます。
　くつろげて、おいしい料理があるシアワセ。何事も「お客さんが喜ぶ目線で」を心がけているから、居心地がよくて時間が早く過ぎてしまう気がします。

　北向観音の参道沿いにある福寿家。こちらの特製鴨汁そば900円は、冷たいそばと熱いつゆの取り合わせ。そばは冬でも氷で「キュキュキュッ」と締めています（このために、大きな氷ができる製氷機を用意しています）。
　つゆが熱いので鴨の旨みがたっぷり。食べてみると意外とさっぱりで、またボリュームもあります。「北向観音にお参りに来たから」と、こちらも楽しみに遠方から訪れる人もいます。
　食事処としてオープンしたのは31年前。当時味噌ラーメンがブームで、こちらでもメニューに取り入れようと試行錯誤の末、味噌を調味。手もみ太麺使用で好評でしたが、ある日お客さんから「味噌ラーメンの味噌で、煮込みうどんを作ってくれ」と言われ、「『えーっ』と思ったけど、作ったら、それがおいしかったので『じゃあ、始めるか』と」、女将さんの小福田勝美さん。
　以来、信州味噌煮込みうどん650円として登場。寒い時期はもちろん、暑い季節にも汗が出ていいと、合鴨味噌煮込みうどん900円もよく出ます。
　そしてやっぱりこの時期は松茸！　シーズン中は、思い立ったら予約なしでも、松茸そばや松茸うどん（各1300円）、土瓶蒸し1500円、松茸ごはん1200円などが楽しめます。
　松茸丼2000円は、香りが強いからと玉ネギは使わず、卵の上に松茸がたっぷりで食べ応えあり。松茸のお吸い物つきで目も満足できる品です。「松茸があればですけど、11月23日（祝）ごろまでは松茸料理をお出しできればと思います」。なおフルコースの松茸料理を希望する場合は、別所山荘TEL0268-38-6618（11月上旬まで営業）でどうぞ。