1月31日

おみやげ処 北村

 ■上田駅前

▼上田市天神1―8―1(上田駅前ビルパレオ1階) TEL0268-22-2369 

営業時間/9・00〜20・00 不定休
 

 上田駅前再開発のため、創業50年の平成14年に旧店舗を閉じ、仮店舗を経て昨年12月に駅前ビル「パレオ」の一角に新装オープンした北村。
 社長の北村久文さんは「上田駅『お城口』なんだから、和風の発想を」との信念から、外観や店内調度にも趣のある品を配し、落ち着いた雰囲気となっています。
 最近の「おみやげ」は、その土地ならではのおいしいものを買い求めるという人がほとんど。なかでもおやきと漬物は人気で、「おいしかったから」と電話で再注文する人も多いそう。
 おやきは郷土食といっても作り方がさまざまで、それぞれおいしさも違います。蒸してから焼くそばおやき(小150円、大220円)、田舎おやき130円、シコッとしたうす皮おやき220円に加え、市内とのしろ豊饒館で自家製の粉と野菜で作っている「豊饒おやき餅」150円がお勧めです。全粒粉で、もちっとした皮がおいしい(読者プレゼントは具もバリエーションをつけた、各おやきの詰め合わせ)。
 毎朝せいろで蒸して仕上げています。「今食べたい」という人には電子レンジで温めて。民芸調の家具が置かれた休憩スペースでどうぞ。
 このコーナーは北村さんがぜひ作りたいとこだわった「奥さんといっしょに買い物に来た旦那さんや、ご年配の方がとっつくところ」。ちょっと座れるとラクですから。
 こちらオリジナルの生そば、糖度が低めのオリジナルジャム「うえだ彩(いろどり)」、試食して選べる漬物など、今や名物にうまいもの“あり”といえます。
 贈答用に、好みの品を組み合わせて箱詰めできるサービスも始めました。

 
1月24日

らーめん ゆ い や 

■東部町常田

▼東部町常田539-13 TEL0268-63-0123

営業時間/11・30〜14・00、17・30〜21・00(売切御免)
(月)定休 ※祝日の場合は翌日

 透明感のあるスープに細い縮れ麺、具はメンマにネギ、煮玉子など。一見すると端整なたたずまいながら、ゆいやのラーメンは食べると骨太な味わいです。
 店主の由井朗さんは元々ラーメンが好き。仕事が休みの日には妻の公子さんと食べ歩いて研究を重ね、40歳過ぎてから修業、昨年6月に念願のお店を出しました。女性がひとりでも気軽に入れる雰囲気です。
「ラーメンはあっさりが好き」、魚介と鶏ガラ、ゲンコツ(豚の骨)などからとったスープは、脂っこくなく旨味がしっかり。「全部食べて『うまかった』というラーメンにしたい」と気を配っています。
 和風しょうゆラーメン550円は、年配の人でもスープを飲み干していく人が多いそう。辛いしょうゆラーメン550円は、クセがなく辛味がストレートに出るよう苦心した自家製のラー油を使用。各チャーシューメンは700円になります。お好みでトッピング各100円(メンマ、白ネギ、豆板醤などで味付けした「赤ネギ」、煮玉子など)もどうぞ。
 三日月形の餃子300円はニンニクを使っていません。ひとり1皿、ペロリといけます。
 毎日午後の「準備中」は本当に準備中、休日でも仕込みに来ることがほとんど。開店当時は「朝、スープの味見でケンカ」するほど、夫妻そろっておいしいラーメン作りに真摯に取り組んでいます。
 チャーシューは肉類が苦手な公子さんの意見をいかして、食べやすい柔らかめ。しかし朗さんはもうひと工夫したいことと「もっとしょうゆの風味をきかせた“中華そば”」を出したいと考案中。こちらも期待できそうです。

 
1月17日

アースワークス ギャラリー

■上田市別所温泉

▼上田市別所温泉1720-4 TEL0268-38-0304 

営業時間/9・00〜18・00(夏は18・30) 無休
 

 ロベルト・W・バウマンさんとルミ・W・バウマンさん夫妻の陶器を置いたアースワークスギャラリーは、昨年11月、別所温泉中ほどの以前の場所から3軒上に移転しました。
 新しいギャラリーは前と同様、大正時代の民家をロベルトさんが改築。フロアの広さが倍になりました。土壁を壊すところから始めた本格的改修。内装・外装とも、それ自体が作品のようないい味を出しています。
 1階は、ふたりの陶器を中心に、染織、木彫、木工、ガラス、創作衣服、手紡ぎセーター、創作人形などの常設ギャラリー。2階は月ごとに企画展が開かれる、ギャラリースペースです。
 ロベルトさんはニューヨーク生まれ。グラフィックデザイナーとしてニューヨーク、スイス、スウェーデンで活動。1985年にルミさんと上田市に移住。93年、アースワークスギャラリーを設立しました。作品は木を組み合わせた陶板2万5000円〜、幾何学紋様をデザインした陶器(お皿2500円ぐらい〜)、アクセサリー1200円〜など。一昨年から始めたピンクを使った練り込み紋様の陶器が人気です。
 ルミさんは、東京生まれ。美術大学でデザインを専攻。その後、伊藤東彦氏、堤綾子氏に師事しました。作品は花器、シンプルで使いやすい無地の食器(コーヒーカップ2200円ぐらい〜・お皿・茶碗など)。「毎日何気なく使えるもの。飽きのこない器を目指しています」。引出物にも好評です。
 なお今月は、何人かの作家仲間による「えと展」(サルをモチーフにした陶・木彫・布の作品)を開催中。2月には「おひな様展」が開かれます。

 
1月10日

無国籍料理
順天 (スンチョン) 

■上田市上田原

▼上田市上田原相染原1087-7 TEL0268-25-3107 

営業時間/11・30〜14・30、17・00〜25・00 年中無休
 

 気軽なファミリーレストランとして親しまれてきた八億上田原店は、昨年10月店舗の西側部分を 無国籍料理とカクテルが楽しめる順天として、改装オープンしました。
 店内は個室がメイン。テーブル4卓に座敷5卓、テーブルほか調度品は韓国など海外で求めたよい品で、プライベート感覚でくつろげます。無国籍料理とは、本場の味を日本人の感覚に合わせて食べやすくアレンジした、欲張りなジャンル。
 ランチで人気は九節板(クジョルパン)御膳1500円(スープ、ライスかパン、ソフトドリンク付き)。韓国では正月などに食べる料理で、オードブル皿のような器が1人前。鶏の唐揚げ、シーフードサラダなど9種類の料理が少しずついただけます。信州牛のフィレステーキオリジナルソース1500円は、揚げた春雨の上にカットしたステーキ、ソースはキノコたっぷりのオイスターソース味で、すべてを吸った春雨がおいしい。
 夜はぐっと落ち着いた雰囲気になります。ベトナム風生春巻きスペシャルソースつき680円、タイ風鶏肉のカラアゲテッピングソースつき580円、イタリアン風若鶏肉のトマト煮トロ〜リチーズのせ680円などがよく出ます。好みのカクテルにおつまみの冷製・温製から各1品、サラダ、パスタなどから1品ずつオーダーするのがいいでしょう。
 公称80種、しかし現在では90種を超えるカクテルは、韓国のお酒(ライスワイン)マッコリを使ったオリジナルカクテル680円がお勧めです。
 宴会は2000円〜、人気店のため早めの予約が賢明。2月15日(日)までお得な新年会プランもあります。

 
1月1日

あぐりの湯 こもろ

■小諸市大久保

▼小諸市大久保中山1145-1 TEL0267-24-4126 

営業時間/10 ・00〜21・00(入場は20 ・30まで) 第2・4(火)定休
       ※ 1月は13日(火)・14日(水)・27日(火)
※12月31日(水)は休業、1月1日(祝) ・2日(金)は〜17・00まで。

 あぐりの湯こもろの露天風呂につかると、目の前には堂々たる浅間連山が広がります。実に雄大な胸のすくような眺め、よくぞこの場所に造ってくれましたと感謝したくなります。
 遠くからでもよくわかる、三角屋根が印象的な建物。2階がとれそうなほど高く、傾斜をもつ天井のおかげで、浴場は湿気がこもらず、館内もゆったりと過ごせます。
 入浴料は大人500円、小人(6歳以上12歳未満)300円。大浴場にはジャグジーや打たせ湯、展望サウナも。露天風呂は屋根つきで、強い風や雪の日でもゆっくり入れます。
 さて、温泉の後は腹ごしらえ。椅子席のレストランとセルフサービスの大広間があり、やはり特産の白土馬鈴薯を使った料理が「ウチの看板メニューです。ここで栽培したものを使っています」と同館の竜野直也さん。
 大広間の券売機でコロッケ400円とライス100円(お新香、みそ汁付き)の食券を求め、カウンターに出します。広い厨房でスタッフが手際よく仕事を進める様子が見渡せます。
 サックリと揚げたて、シンプルなコロッケですが、ジャガイモのうまさがよくわかります。サラダもついて大満足の味とボリューム。じゃがバター200円やじゃがいものきんぴら150円などもぜひ。
 直売所では地元農家の野菜や婦人グループ手作りのおこわ、漬け物、隣接する布引いちご園(いちご狩りは元日オープンの予定)のいちごや加工品なども手に入ります。
 正月三が日は豚汁のサービスあり。

 
 
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