2月28日

文具・事務機器・陶器・ギフト
わかまつ

■丸子町上丸子

▼丸子町上丸子375-1 TEL0268-42-6600 

営業時間 /9・30〜19・00 (日曜・祝日は〜18・30)   第1、2、3(水)定休
 

 初代がお店を興したのは享和3年(1803)、つまりわかまつは創業201年目。当初は「翠榮堂(りょくえいどう)」としていましたが、7代勝助氏のときに改名。
「長くやってこれたのは地元の皆さんのお陰です」と11代目となる社長の工藤洋三さん。これもお店に常に誠実で親身な姿勢があったからでしょう。
 日々の生活に欠くことのできない文具、事務機器、季節のディスプレイがされて見ているだけでも楽しい陶器、総合ギフトと広くサポート。文具は特に筆記具、紙、ファイルに力を入れています。
 ボールペン類はどれをとってもさすがの書き味。文字を書くときに、ペンの使い心地というのは重要で、サラサラ快適だと文書の出来も違って見えます。それにきちんとしたメーカーの筆記具は、替え芯が用意されているので長く大切に使えます。
 紙類では多種多様なOA用紙や、結婚式の招待状や席札などを自作する人向けに専用の用紙を用意しています。子どもの工作や手芸に使えそうな各種ケント紙も多彩。
 コミック用品も充実しており、スクリーントーンは手ごろな値段ながらプロも使う「デリータ」(各280円)を揃えています。会員(入会費など無料)になれば、コミック用品が10%引で買えます。
 そばに机と椅子が置かれていて、備えつけのノートには買い物に来た学生などがメッセージを残したりイベント案内を置いていったりと、情報交換の場になっている様子。
 2000坪の明るく整然とした店内は、見ているだけでも楽しくなります。お目当て以外にも、生活が快適・便利になる品、思わずニコッとするような品が見つかります。

 
2月21日

街の洋食屋
かつ丼・とんかつ まんぷく

■上田市本町

▼上田市中央2-6-14 TEL0268-24-8100 

営業時間/11・45〜15・00 17・30〜20・30 (火)定休
 

 昭和27年から50年を越えて、“とんかつ”のうまさを守り続けているまんぷく。記者の周りにも、「4世代にわたって、とんかつならまんぷく」という家族が何組かいます。
 豚肉は国産にこだわり、ソースでなく塩でもおいしく食べられるとんかつ。各地700軒ぐらいのとんかつを食べ歩いたという、店主・池田憲一郎さんと、店長・後藤正之さんが厳選したお肉は、群馬県の榛名山麓産(「いいお肉なんですよ」と、ニコニコの笑顔で池田さん)。豚肉と等しくこだわるお米は飯山産で、ともに谷川の水で育まれた素材。池田さんは「素材のよさは水が基本」といいます。
 評判のメニューは、胡桃(クルミ)みそかつ1000円。「上田の名物になるようなメニューを」と、ソースが国産のクルミと信州みそを合わせた胡桃みそ。あつあつのかつに甘めで香ばしいソースがとろりとかかり、「気持ちもおなかもどこまで満たしてさしあげられるか」という店主・店長の気概が、快く伝わってきます。「何か上田らしいものを」と聞かれたときにぜひお勧め。ロースとヒレがあり、ご飯、みそ汁、自家製の漬け物がついています。
 また「50余年タレの味が変わっていない」名代かつ丼750円、小さなヒレ丼とサラダのお嬢セット750円、おろしとんかつ1100円。隠れた人気メニューに、デミグラスソース作りに1週間をかけるハンバーグステーキ880円(ご飯付き)があります。
 デザートもすべて自家製。杏仁豆腐、焼きプリンともに300円など。デザートや店内の置物ひとつにも、気がゆき届いています。「とんかつは高級じゃないけれどごちそうという雰囲気。それを大切にしたいと思っています」。

 
2月14日

板前料理 御食事処 サニー 

■上田市蒼久保

▼上田市蒼久保1519 TEL0268-35-0891 

営業時間/11・30〜14・00、17・00〜21・30 (月)定休
 

 昨年12月にリニューアルオープンしたサニー。店内は泥壁をあらごてで仕上げた「設計者いわく『あなぐら』のような(笑)、落ち着ける店になったと思います」と店主の西島宏之さん。
 父の伴雄さんの「一線を退く。任せる」を受けて、「日本料理を勉強したのだから、それを生かしたい」と、開店35年にして大掛かりな改装を決めました。
 2〜3人がけの丸テーブルが3卓、白く細かな「ジュエリータイル」が印象的な、掘りごたつ式の大きなテーブル2卓にカウンターで、「ゆっくりしてもらおう」と、これまでより席数を絞りました。入り口などに飾られた生花もいい雰囲気を作っています。
 刺身と銀だらの煮付け定食(ランチ1200円)はこちらの看板メニューで、年齢問わず人気の高い品。刺身定食1000円は「自分がくいしん坊なので『いっぱいあった方がいいかなあ』と」、かなりおごっています。「盛り過ぎて儲けがないんです(笑)」とも。
 魚は週2回、金沢港より直送されます。仕入れ状況をみて、メニューは毎日書き替えています。
 1合ずつ炊き上げる釜飯も遠方からはるばる訪ねる人が多い品。五目、うなぎ、かに、鮭いくら、とりと舞茸とあり、茶わん蒸しなどがついて各1000円。刺身、海老しんじょう(これがおいしい!)などがつく定食は2000円。
 奥座敷は20名まで対応可能の予約席。宴会向けの、旬を目と舌で楽しむ「おまかせコース」は昼2500円〜、夜3000〜6000円で、早めの予約が賢明でしょう。完全な個室なので「女性のお食事会が増えました」もよくわかります。

 
2月7日

西洋菓子 ラヴニール

■千曲市上山田温泉

▼千曲市上山田温泉4-8-3 TEL026(275)1222

営業時間/10・00〜19・00 (火)定休
 

 お菓子は五感すべてを堪能させる作品。ラヴニールの宮崎正志さんの仕事には、一切の妥協がありません。
 ジェラート(シングル280円、ダブル320円)は約10種類。なかでも季節の果物を使ったものは「果物そのもので食べるよりもおいしい」と評判。
 ケーキも洗練されています。こちらのスペシャリテ、モン・ブラン500円は上から下までフォークでざっくりと切ってどうぞ。きつめに焼いた台もいっしょに味わうことで、全体が引き締まります。
 タヒチ産バニラを使ったクレームブリュレ380円は、表面のパリッと焦げた部分と下の濃厚な部分、その食感と味わいの対比が印象的。サンホアキン420円はチョコレートのケーキらしく、華やかで濃厚ながら後口は軽やか。みなくっきりと鮮やかな主張をもつお菓子です。
 バレンタインデーとホワイトデー限定のチョコ「バリローチェ」は本日販売開始! 味は3種類、賞味期限が1日(手作業で形にバラつきが出るため1g10円の量り売り、1本だいたい480円)。
「原種に戻りかけたような」単一のカカオ豆で作ったベネズエラ産のチョコがベースで、「空気中の水分によってもジャリジャリになるほど扱いは難しい」そう。でもその味わいは「一見ガサツに感じるけれど実は繊細、そしてパワフル、キメこまやかでチョコ本来の味です。日本でウチだけのチョコです」。
 すでに並んでいるボンボンショコラは1コ180円〜。口に含むと、ゆっくりと溶けて満たされる感じがしみじみ幸せ。「でしょ!? ホッとするでしょ。だからふたりで食べて、ニコッとしてほしい」。幸福なバレンタインにぜひどうぞ。

 
 
 
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