3月27日

お食事・ご宴会・仕出し
鮮の花壱

■上田市本町

▼上田市中央2-13-4 TEL0268-23-4774

営業時間/11・00〜13・30(火〜金)、17・00〜22・00 (日) 定休
 

 開店して3年目になる鮮の花壱は、能登直送のこの上なく新鮮な魚介類と地酒が楽しめるお店。と聞くと、なにやら敷居が高い感じもしますが、そんな心配はご無用。店主の宮沢貴広さんの、温かく気さくな人柄そのままのお店です。
 届く品によって、メニューはほぼ日替わり。取材日、目をひいたのは幼児の握りこぶしほどもある「それでも小さい方」の地ハマグリあみ焼(1コ500円)、生ホタルイカ680円、のれそれ(アナゴの稚魚)の刺身680円など。刺身盛り合わせは1000円〜で、ずいぶん手ごろな値段で楽しめます。
「時期のものを安く出したいんですよ」。
これからはサヨリ、トビウオ、貝類もおいしくなります。
 珍しいところではクジラ、「刺身でよし、たつた揚げでよし。今のクジラはフレッシュで、クセがありません。昔のイメージが変わるかも」。もうひとつ、夏に旬を迎えるぷっくりと丸くて味が濃い能登の岩ガキ。この2品は、宮沢さんが「損はさせません(笑)」と胸を張る品。メニューにあったらぜひどうぞ。
 ランチは680円〜。取材日はカレイの煮付けと山かけ定食、カキフライ定食(各700円)、にしんの塩焼定食680円など5種類。ご飯はお替わり自由で「ホントにこの値段でいいの?」という味とボリューム。魚を慈しんで食べ尽くす工夫、当地の人にはなじみのない魚・料理法は参考になります。
 地酒は知る人ぞ知る逸品あり。さかなとの相性もよく、ゆっくり味わいたくなります。
 宴会は5〜30名まで、2500円〜。週末は早めの予約が賢明、昼間の会食などは1000円から受けています。

 
3月20日

中棚荘別邸 郷土料理・酒処
はりこし亭

■小諸市古城中棚

▼小諸市古城中棚 TEL0267-26-6311 

営業時間/11・30〜14・00、17・00〜22・00 (水)定休
 

 実に堂々としたたたずまい、はりこし亭は江戸末期に建てられ、藍染業を営んでいた小諸市西原の築130年の古民家を移築したもの。ぜひ残したいと中棚荘荘主の富岡正樹さんが引き取り、化粧直しをすませ一昨年の1月に開店しました。
 店内は58・5畳の座敷に、掘りごたつ形式のテーブル。天井には立派な梁が縦横に通っています。
 島崎藤村の『千曲川のスケッチ』に登場する「ハリコシ」とは“梁越し”、そば粉で作った餅のことで、梁を越すほど高く放り上げよく練った方がおいしいというもの。
 名物はりこし饅頭400円は甘味噌が入っています。「藤村の時代にはもっと質素なものだったでしょうが」と富岡さん。
 小皿がたくさん並ぶはりこし御膳1200円は季節によって料理がかわり、記者が食べたときはだし巻き卵、セリが入った和え物、ふき味噌など春を感じるものでした。お椀で、細めで透明感とコシのあるそばもつきます。
 どの料理も何気ない素材で、どこか心躍る軽やかな料理に仕上がっています。それは「工夫と手間のかけ方でしょうか」。
 野菜は御牧ヶ原の4000坪の自家菜園で栽培。この時期ぜひ食べたいのは特産の白土馬鈴薯を使った料理、なかでも白眉はイモバター350円。冬を越したジャガイモは味が凝縮しておいしくなりますが、この甘さとうまさはさすが、格が違います。
 このあたりでは人が寄ったときに食べるお煮かけうどん(2人前1600円)もお勧め。とうじかごに入れて鉄鍋で温めていただきます。
 改めて当地のよさを誇らしく思い、気持ちのいい時間が過ごせます。中棚温泉の入浴割引もあり。

 
3月13日

紙・文具・事務用品・事務機器
丸 山

■上田市原町

▼上田市中央3-1-14 TEL0268-22-0676  

営業時間 /9・30〜19・00 第2(日)定休 ※店舗裏に専用駐車場あり
 


 明るい照明の店内に車イスも通れる広い通路。一昨年リニューアルした丸山は、売り場の拡張にともなって品ぞろえもグンとアップしました。
 なんといっても目をひくのが紙類の多さ。店舗奥の壁一面に設けられたカットペーパー棚には、色やサイズや質感の違うものなど約600種の洋紙が分類されていて、手にとってみるのもOK。文集などの表紙用も豊富です。
 また千代紙やもみ紙、ふんわりとした手ざわり感のちぎり絵用典具紙などの和紙類は約100アイテム。「紙の品数はたぶん県下一だと思いますよ」と丸山幸雄社長。さらにお目当ての紙類がなかったら遠慮なく申し出を。その日のうちに取り寄せできるものもあります。
 入学や進学、就職、結婚など、記念となる日の多い季節。そのお知らせをオリジナルカードで、という人が増えています。こちらにも、結婚式の招待状や席表を手づくりするお客様の来店が急増とのこと。
 数あるなかで好評なのが、花びらや星などをすき込んである和紙風のA4サイズ洋紙(20枚600円〜)や、1枚から買えるポストカード(10円〜)と封筒(20円・30円)。遊び心を加えたり真心の伝わるものにしたいと、カップルでの品選びが多いそうです。
 紙類とともに文具も充実。社長自らのおすすめは、ラガーシャツ風ボーダー柄が特徴の、コクヨの新製品「レペテ」シリーズ。
 ノートやペンケース、消しゴム、どう見てもエンピツに見えるシャープペンなどはセットでのプレゼントに最適。ラグビーファンならずとも、お気に入り品になること間違いなしでしょう。

 
3月6日

ダイニングバー
厨(KU RI YA)

■上田市中央

▼上田市中央2-10-10 TEL0268-26-2278 

営業時間 12・00〜14・00(平日)、17・30〜24・00 (月)定休
 

 店名は、まさに“厨房”に由来するダイニングバー厨(くりや)。店内は照明を落とし落ち着いた雰囲気です。磨き上げられたキッチンで、オーナーシェフの矢嶋利秋さん・英さん父子がてきぱき動き回る姿を見ていると、料理への期待が膨らんできます。
 利秋さんはフレンチやイタリアンを中心に独学で学び、自身のアイディアをいかしたオリジナルの料理をいくつも生み出してきました。
 魚介や野菜を使ったメニューが豊富なのも「さまざまなソースで幅広いアレンジができるから」。人気は白身魚のソテーコチュジャンソース800円、アスパラとカマンベールの春巻き700円など。「どの一皿にも必ず野菜を添え、見た目も美しく、栄養バランスにも気を使っています」。
 豚の角煮700円は、半日かけて煮た豚肉を2日間寝かせて味をなじませ、さらに白菜でロールキャベツ風に巻いたもの。温泉卵をソース風に添えていただきます。
 一般的には辛味を効かせたトマトソースのパスタ“シシリアン”800円も、こちらではしょうがじょうゆで仕上げます。実は、5年ほど前までは海野町でパスタ専門店「クスクス」を経営しており、パスタの評判も納得です。平日のランチならサラダ付きで700円とお得に楽しめます。
 多彩な料理にはワインやカクテルのほか、新潟の地酒を中心にそろえた日本酒も合います。
 平日のみのレディースセット(要予約)も始まり、飲物1品にフード3品・デザート付きで2000円。また2階には30名までの宴会席が。3000円〜で、通常メニューにない料理も登場します。

 
 
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