リチェルカの店内に入ると、まずしたたるような緑が目に飛び込んできます。ガラス面を大きくとっているので、日中の風に揺れる木々の様子、夕暮れ、そして夜景と眺めのよさも自慢のうち。
　小さな子どもがいるとなかなか洒落たレストランには行けませんが、こちらなら大丈夫。むしろ「小さな子ども連れのヤングミセスは歓迎。お母さん同士のお食事会などにぜひ」と代表の善治清光さん。
　なるほど女性客でにぎわっています。ジャンルでいえば「創作イタリアン」、枠にはまらないおいしい料理を提供しようというものです。
　取材日のランチ、日替わりは「リチェルカの人気メニュー　ハッシュドビーフのオムライス」（サラダ付き）800円、本日のお勧めパスタはフレッシュトマトとナスとモッツァレラチーズのスパゲティ800円ほか、10種類以上を用意。トマトやナス、鶏肉などは地元塩田産のものを使っています。
　ランチコーヒー100円（ブラッドオレンジジュースもあり、ともに飲み放題で両方OK）やランチスープ（この日はパンプキンの冷製スープ）150円もセットできます。
　午後の「準備中」はありません。15・00〜17・00はティータイムで、自家製のケーキ380円〜とお茶をどうぞ。
　ディナーではカクテル（21種・各500円）にサラダ（たっぷり野菜のリチェルカサラダ790円がお勧め）にピザ790円〜、各自が好みのパスタを選ぶというオーダーが多いそう。黒板のお勧めも数多く、カルパッチョや寿司ロールなど実に多彩。
　要予約のコース料理は2000円〜、4名から40名まで対応できます。

　国道144号線沿いのグリーンのトレーラーハウスがカントリーハート。
　10年ほど前、石井清恵さんは何気なく手にした雑誌でカントリー雑貨の世界を知り、「うわぁ、いいなあ」と集め始め「家がすごいことになって（笑）。周りの人には『お店みたいね』と言われ、主人も『お店やってみたら？』と言うので、『えっ、いいの？』と」。
　自宅の和室を自分で改造し、平成12年12月にオープン。この6月にこちらに移りました。
　雑貨にもいろいろありますが、こちらはアメリカン。小さなはぎれや木片も大切にし、古いものも別の形にして活かすなど、人の手によってひとつずつ作られる手仕事の温かみが感じられます。経てきた時間を落ち着きにかえたような、穏やかな色合いのものが多く、使う場所を選びません。
　雑誌で人気の品やブランド雑貨も手に入りますが、石井さんオリジナルのひとつが木工品。子ども用のいす2500円は、背もたれにハートのくり抜き。雰囲気があるので花や鉢などをのせてインテリアに活用してもいいでしょう。
　入り口のキッズコーナーにも、このいすと机があります。小さい子が20〜30分ならひとりで遊んでくれるので、その間に買い物ができるようにという心遣いから。
　ベビー服からオリジナルの人形（3800円〜）を作ることやカーテンのオーダー製作、トールペイントレッスンなどもやっています。
　10月上旬には真田町のギャラリーSaanでハロウィンをテーマに、11月2日（火）・3日（水）は上田創造館で手作り雑貨を中心としたイベントを予定しています。

　ひな詩の湯のお湯は弱アルカリ単純泉で、肌細胞の新陳代謝促進、美白や殺菌効果、肌荒れ防止・改善などに効果があるメタケイ酸が多いことが特徴。
　支配人の吉澤達也さんも「女性のお客様から『肌がすべすべする』という声はよく聞かれます」。
　入館料は大人650円、小学生300円。休憩できる大広間や湯上がり酒房「味吉」もあるので、館内での過ごし方は自由（味吉だけの利用なら、入館料はいりません）。
　館内は和風旅館の趣で、いたるところに鉢植えや生花が飾られています。
　広々とした脱衣室には女性風呂のみ、個室のパウダールームがあります。
　お風呂は、大浴場に露天風呂（寝湯も）、湿度が高く体への負担が少ないフィンランド式サウナ、水風呂、マグナムバス（立ち湯）、ジャグジー。
　女性風呂のみミストサウナ、ミルキーバス（気泡風呂。肌あたりが柔らかで、温熱効果・マッサージ効果あり）、ベビー用のバスやチェアが用意されています。
　子ども用のバスマットやシャンプーハットなどは受付で無料で借りられるので、小さな子連れでも安心。家族風呂（予約可・1時間1500円）もあります。
「味吉」は麺類、定食メニューから一品料理、生ビール、長野や新潟の地酒などもそろっています。営業は平日18・00〜21・45ラストオーダー、（土）（日）（祝）11・00〜14・00、17・00〜21・45ラストオーダー。温泉と宴会のセットもできます。
　夏こそ温泉！　湯船につかって手足を伸ばし、芯から体を温めましょう。そしておいしいものを食べるのが、最良の夏バテ撃退法といえます。