花岡はお菓子のデパート。季節の上生菓子や気軽なおまんじゅう、ケーキ、焼き菓子などなんでもそろいます。
　なかでも東御市特産のくるみを使ったお菓子には定評があります。くるみの初恋420円〜は、さくっとくる軽さ、口どけのよさ、くるみと甘さのバランスが絶妙。
「卵白の泡をつぶさないよう、ひと粒ずつスプーンですくっていくんです。だから作るときはわっと集まって総出で。大切に思うお菓子です」と専務の花岡かつ子さん。後を引くおいしさで、気づいたら1袋食べちゃったという人も。誰からも好かれるから、おつかいものやお土産にも喜ばれます。
　くるみクッキーに和三盆をまとわせたくるみ姫（2粒84円〜）もサクサクとした歯ざわり。胡桃の醍醐味126円は、風味豊かなチーズケーキにくるみがアクセント。
　クリスマスケーキの飾りも手作り。サンタは焼いたクッキーにチョコレートやマジパンで、顔や衣装をつけていきます。細かな仕事は、このケーキで喜んでほしい、クリスマスを楽しんでほしいという気持ちから。
　ケーキのショーケースの奥に立ち働く職人さんの姿が見えます。販売担当のスタッフもおしゃれなエプロンに三角巾で髪をまとめ、衛生面にも気を配っていることがわかります。
　クリスマスケーキは当日も作るので、予約がなくても生クリームケーキ（5号2300円〜）、生チョコケーキ（同2500円）などは買えます。
　併設の胡桃茶房ではお菓子とお茶がいただけます。地元のクラフト作家の手によるクルミ材の家具が配置され、温かな雰囲気を醸し出しています。

　来日して13年、上田は5年目、「外国で生活すると自分の国の大切さに気づきます。私たちが『本場の味が食べたい』と開いたお店です」と蔵社長の張愛鉉（チャンエイヒョン）さん。
　韓国の家庭ではまず食卓の真ん中にチゲ、そして野菜料理。チゲはおかずでありおつまみ、毎日食べている料理です。
　ランチのキムチチゲ定食980円は、キムチ、豚肉、きのこや野菜入りのチゲがメイン。ベースとなるキムチは調味料も唐辛子も韓国から最高のものを取り寄せ手作りしています。だから辛いけれど甘味や旨みも豊富で、スプーンが止まりません。
　たっぷりの野菜に唐辛子の作用で、元気にそして美肌になれるはず。実際、張さんも美肌の持ち主。そう言うと「日本に来て初めて『肌がきれいね』と言われました。韓国ではそんな言葉はありません（笑）」。
　辛くない料理、なめらかなたまご蒸し680円、キムパ（のり巻き）800円、チャプチェ（春雨の和えもの）980円もあります。
　キムパもチャプチェも数種類の具が入りますが、いずれも別々に味をつけます。おいしく食べてほしいから、作りおきもしません。「韓国料理には簡単に作って簡単に食べる料理はありません。野菜をいっぱいとれるようにと、手間がかかります。お母さんの手の味、それが愛情」。
　昼間の女性同士の集まりなら、1000円ぐらいから予算に合わせて。韓国で人気の料理や、映画やドラマで「あの俳優さんが食べていた料理」というオーダーもできる限り（要電話予約）。
　来てくれた人とのコミュニケーションを大切にしています。「私も楽しいし、ありがたいです」。

　ケーキが約30種類、焼菓子が50種類、どれも愛らしくておいしそう、ヴァール　マタンに来たら大いに迷いましょう。
　オーナーシェフの岩井聡さんはフランスなどで修業を重ねた腕前。「毎日違ったお菓子を食べてもらえるよう」、また子どもがお小遣いで買えるようにと、種類をそろえています。
　やっぱり定番中の定番はショートケーキ280円。年中イチゴは国産のもので、ケーキに合う酸味の強い種類を使っています。レアチーズ300円は濃厚でなめらか。透明ケースからすくってどうぞ。
　秋のケーキとしては紅玉を使ったりんごのタルト360円、かぼちゃプリン300円、くるみとキャラメルの風味がたまらないグルノーブル360円など。
　クロワッサン150円やレモンパイ180円なども生地から作っています。焼菓子はある程度日持ちするため、ギフトにも向きます（400円〜）。
「お菓子はお祝いごとで使ってもらえることも多いので、期待に応えられるように。寝る時間を削っても『おいしかった』が励みになるので」。
　クリスマスケーキは15日（木）まで受付け。「生クリームと苺のデコレーション」、木苺のゼリーをサンドしたチョコレートケーキ「フォレノワール」は、5号（直径15cm・3〜5人用）3000円〜。この2種類に限っては余裕をもって用意し、当日販売分も確保する予定。
　ニューヨークチーズ5号2900円（50台限定）、スペシャル苺のデコレーション6号4600円（同30台）、ティラミス2400円（同30台）なども見逃せません。早めの注文を（前金制）。

　Palette　House（パレットハウス）は、お店に入ってすぐがカジュアルブランド「indio（インディオ）」の洋服、奥に女性なら憧れのブランドのバッグや小物類が並びます。
　洋服はベーシックなタイプが基本、ヤングカジュアルといっても10〜50歳代でも着こなせそう（サイズはM〜L）。ファーつきニットブルゾン8925円、同じくファーのベスト7245円、パーティ用のキャミワンピも4〜5000円という手ごろな価格も魅力です。
　写真中央のルイ・ヴィトンのバティニョール　ホリゾンタルは今年の新作。口の部分にも持ち手と同じ皮をあしらい、サイドをベルトで調節できるのが特徴。細かく見れば見るほど、月並みながら、やっぱりいいものはいいなあと思います。
　その他グッチ、エルメス、クリスチャンディオール、ティファニー、ブルガリなど。クリスマスを控え、そろそろプレゼントの下見に訪れる人も多いようです。ネックレス、ティファニー（シルバー）なら1万5000円ぐらいから、ディオールならば8000円代からあります。財布類は4万円代から、キーケースは2万円代から。
　欲しいものが見つかったら、即、手に入れましょう。「こちらにない品でもできる限り対応します」とオーナーの丸山泰秀さん。ただし多少時間がかかることと、平行輸入のためそのときのレートで値段は変わってくる場合があります。
　今回読者プレゼントに提供いただいたのは、クリスチャンディオールのネックレス、銀色のペンダントトップに赤で「Dior」のロゴ入り。シンプルだから、シーンも洋服も年齢も選びません。