津久井は店長の藤井豊久さんと、父の吉男さん母の妙子さんの3人で切り盛りするお店。いつ来ても、仲のいい家族にもてなされる温かな雰囲気があります。
　特ロースカツ定食1500円は、たっぷりと厚くて大きいロースカツにライス、うどん、小鉢付き。衣はサックリ、ロースでも柔らかで軽い食べ口だから、お年寄りにもファンが多いというのも納得。トンカツは家庭ではこうは揚がりません。
　キャベツは特製のニンニクじょうゆをかけて食べると甘さが際立ち、さっぱり食べられます。カツにもニンニクじょうゆ、というのもイケます。
　人気なのはミニヒレ定食とミニエビ定食（各900円）。ミニといっても通常の4切れが3切れになっただけだから、ボリュームはかなり。
　そこにうどんや小鉢などをつけて、1000円以内で男性にも満足してもらおうというのが頑張ったところ。ミックス定食1100円はヒレとエビフライがふたつずつという、お得な（ウレシイ）定食。
　豊久さんは横浜中華街で修業して来たので、メニューにラーメン550円や餃子400円、定食類が増え、宴会料理でも腕をふるっています。この餃子、粗挽き肉を使っているから肉のおいしさがよくわかります。タレも自家製、生野菜もつくので女性にはことに好評です。
「儲けも大事だけど、自分が『これなら出せる』というこだわりがないと」と吉男さん。「『作っといて』はやらない、顔を見てから揚げる」「息子と女房とおれの3人が心をひとつにして頑張らないと。今が一番幸せかな（笑）」。

　上田スター商会神川店では、赤ちゃんから小学生までを対象に「子どもの足の計測会」を開いています（予約制）。専門家に測ってもらうと、思っていたサイズより足が小さかったという場合が多いそう。
「子どもの足の骨はまだ柔らかいため、靴選びは健康な足をつくっていく上でも重要なポイント」と店長の杉原康弘さん。
　同店が勧める日本人の足形を研究しつくしたアシックス「子どもの足の成長を守る靴」は、底に適度なクッション性があり、歩くときに足が曲がるところで靴も曲がるように作られています。かかとはしっかりホールド、メッシュ素材で湿気を逃し快適な履きごこちを保ちます。
　サイズは12cm（5145円〜）から25cmまで、幅広ながらほっそり見せる工夫があります。児童用の靴は大人と同じデザインなので、家族でおそろいもカッコいい。上履き2100円はマジックテープで大きく開くので着脱が容易。中敷が外せ、洗いやすく乾きやすいとよく考えられています。
　足に合わない靴を履き続けると外反母趾（がいはんぼし）や姿勢が悪くなるなど、健康を害する場合も。子どもと靴の関係を見直すいい機会、計測会は3月にも開催の予定です。
　こちらは1階がゴルフ用品とゴルフ練習場、2階がその他のスポーツ用品売り場。ウエアなどは高い機能と快適性から普段着とする人も。夏のクールビズ、冬のウォームビズ用に下着を求める人も目立ちました。
　もうすぐ春。新しいウエアとシューズでスポーツ始めてみませんか。

　オープンは一昨年6月、昨年10月に市内常田から移転した路地裏隠れキッチン。まだ20歳代の店主瀬戸誠さん・由香子さん夫妻のお店です。
　メニューはオールカラーでカタログのよう、こんなところからも「来てくれてありがとうございます。楽しんでいってください」という思いが伝わってきます。
　人気は八ヶ岳山麓で放し飼いで育った鶏の有精卵を使ったオムライス。チキンライスを卵で包んだ昭和のオムライス、平成のオムライスはチキンライスの上にオムレツ、テーブルでカット（卵がとろ〜ん）、各892円（チーズ入り997円）。
　ソースはデミグラス、カレー、トマトと3種類あり、いずれも自家製。野菜をたっぷり使った豊かな味わい、お好みのソースでどうぞ。
　オムライスランチAコース1575円はシーザーサラダ・ポタージュ（野菜を数種類使った自家製）・オムライス・デザート・ドリンク付き。パスタやピザにプラス315円でサラダとスープがセットできるなど細かく提案されています。
　クレープはオムライスと同じ卵で作ったカスタードクリームのイチゴカスタードやプリンキャラメルが人気。ツナサラダやフランクサラダなどお腹にたまるものもあります（各472円）。
　メニューは実に多彩、「寝ないで仕込み」ということも多いそう。パーティ用のコースがいくつも設定されており「料理の準備ができるから、予約はおトクでお勧め」、週末は早々に埋まるのでお早めに。また予約であれば時間外でもOK。
　常連さんが「まこちゃん」「ゆかちゃん」と呼びかける、アットホームな雰囲気のお店です。

　たとえばパンは毎朝お店で焼き上げること、サラダやメインの付け合わせもきちんとした料理であること。ボン・デールのオーナーシェフ田村勝さんの料理には漫然とするところがありません。ひとつでも気持ちの入らないものを出したら「全部が台なしになってしまう」と考えるためです。
　昨年12月にリニューアルオープン。こちらを“特別な日のディナー用”と感じている人も多いかもしれませんが、田村さんは「毎日来てほしい。だからランチであってもコースの半分は安心できる決まった料理、半分は驚きのある違った料理になるよう考えています」。
　ランチはA1080円（本日のパスタ、サラダ、パン、コーヒー）から、やはり肉か魚か選ぶメインにデザートまでついたC1920円がお勧めです。パスタもチョイスでき、取材日は春を告げる菜花やアサリを使ったパスタ3種類、リゾット、スープと5種類が用意されていました。
　パンにつける定番のアンチョビバターに加えて、自家製のりんごジャムとオリーブのペーストも添えています。パンはもうしばらくしたら天然酵母パンと半分ずつサービスしていく予定。
　バレンタインデーコースは11日(祝)〜14日(火)まで（要予約）、カップルで6000円。記念日に相応しい特別な料理が楽しめます。また誕生日の人でボンデールクラブ（お店で入会）会員なら、前日までにコース料理の予約をすると、デザートの特製ケーキをイタリア人スタッフが歌いながら運んでくるサービスつき。
　基本に忠実に、自分らしく―やはり「選びたくなる」お店です。