1月27日

手打ちそば
きこりん

■上田市富士山

▼上田市富士山2123 TEL0268-38-7801 

営業時間/11・30〜14・00、17・00〜19・00
        (そば終わり次第閉店のため、夜は「お電話ください」とのこと) (水)定休
 
 

「開店して10年。これもひとえに足を運んでくださったお客様のおかげ」ときこりん店主の保坂英俊さん。店内外の調度を見ると、保坂さんが作ること、工夫することが好きなタイプであるとわかります(ものづくりに没頭する人が作る料理はきっとおいしいはず!)。
 赤々と薪が燃えるストーブ、栓(せん)の木を使った特注のテーブルなど居心地よく整えられた店内で、明るく温かく迎えてくれるのは妻のみち子さん。
 もりそば700円、ざるそば800円、サク・フワッと揚がった天ぷらがついた天ざる1400円。細目の二八そばで、口ざわりのよさ、きりりと締まったコシの強さがあります。
 だしは鰹節に上宗田節をふんだんに使っており、意外に個性の強いつゆですが、そばをつけて食べると互いに引き立て合いバランスのいい味わい。そば湯を入れると、また違った風味が楽しめます。
 最初に出されるそばクレープ、そばといっしょに来る小鉢は「喜んでもらいたいから」という、いわば心尽くし。地のもの旬のもので、取材時はゆで加減が絶妙な浸し豆、ふっくらした切干し大根の煮付け。食後にはおなじみのそばの実ゼリーに「りんごの時期だから」りんごのさとう煮など。
 プロの料理だからかける手間が違い、食べる人への思いやりが感じられます。そばはもちろん小鉢類を楽しみに来る人、信州らしいと接待に使う人も。
 宴会は25名ぐらいまで、2500円〜、1週間前までに要予約。夜のそば会席は4名以上、2500円〜で、こちらは3日前までに予約を。

 
1月20日

上田ラーメン
夢の家

■上田市本郷中原

▼上田市本郷中原926―1 TEL0268-38-0400 

営業時間 /11・30〜14・15、17・00〜22・00(21・15ラストオーダー) (月)定休
 
 

 専門店ではないものの「おいしいラーメンのお店」として全県的な人気がある夢の家(や)。ほかにも焼き肉や丼ものなど充実していて、子ども連れや若い人はもちろん、年配のご夫婦も多く訪れています。
 荒塩ラーメン620円(木曜日は半額)は天然・自然のものだけで作り上げた、化学調味料など完全無添加のラーメン。磁気イオン水使用の澄んだスープは、さまざまな旨みの要素が重なって、骨太でかつ華やかな味わい。
 最後までおいしく気持ちよく食べられます。食後にのどが乾いたり、口中があぶらっぽく感じることもありません。毎日食べに来る人がいるというのも、うなずけます。
 マスターの平山徳雄さんは、「高くておいしいのは当たり前、安くておいしいものを食べてほしい。スープのおいしさ、麺のおいしさ。無添加で作った本当のラーメンのおいしさを伝えたいんです」。
 よりおいしく安全性を求めて、食材は産地から直送。今よりおいしいラーメンを作りたいという思いが、次つぎに新しいラーメンを生み出してきました。
 上田ラーメンや印度ラーメン(各820円)は、なんとご飯入り。「スープがアツいうちにいっしょにご飯を食べなきゃ」。チャーシューメン850円は柔らかなチャーシュー(青森の無菌豚を使用、脂もおいしい!)が器を覆います。昼間で売り切れることも多い人気モノです。
 昨年末に登場した和風こまちラーメン650円は、なんだか懐かしい味わい。具はホウレンソウ、ナルト、チャーシューなどに愛らしい麩。「麩はスープを吸っておいしいでしょ。食べて『フフフ』って笑えるかな、と(笑)」。

 
1月13日

パン工房 かない

■上田市生田

▼上田市生田4993  TEL0268-43-0258 

営業時間/9・30〜18・00 (水)と第3(日)定休
 
 

 一昨年5月にオープンしたパン工房 かないのテーマは「野菜と健康」。こぢんまりしたお店ながら、曜日別に焼くパンも入れればその種類は100以上。なるべく地のもの、そしてなにより「体にいいものを、と意識しています」と社長の金井芳晴さん。保存料など無添加だから焼き立てはひときわ香ばしくておいしく、3日もたてば固くなってしまいます。
 やさい食パン260円は生地に野菜のペースト入り。にんじん食パンだけは、あられ切りにしたにんじんも加えています。キャラクターパン(ドラえもんやあんぱんマンなど120円〜)の生地にもにんじんのペースト入り。
 地粉に県産発芽小麦を使い、くるみとレーズンを入れた信州田舎パン240円や、五穀の胚芽が入ったくるみ五穀パン300円、白ごまと黒ごまの健康パン250円は人気の品。自宅でとれたコシヒカリを炊いてペースト状にし、天然酵母使用の生地に混ぜたごはん食パン300円はもちもちしっとり、腹持ちもよくなります。
 あんぱんは何種類もあり、小ぶりな5種類のあんぱん(かぼちゃあんやさつまいもあんも!)を詰めた五色あんぱん300円や、地元喜久盛の酒かすを使った地酒あんぱん120円なども。
 にんじんやトマトなど野菜入りのクッキー130円は、サクサクと軽くあと引くおいしさで、ちょっとしたプレゼントにも。
 買い物に来た人が楽しそうにパンを選んでいる姿が印象的。材料から吟味し、きちんと手作り。価格も「良心的にやろうや」という、真面目なパン屋さんです。
※上田市御嶽堂の農産物直売加工センターあさつゆ、上田菅平インター近くの食彩館でも販売中。

 
1月1日

日帰り温泉施設
武石温泉うつくしの湯

■上田市上武石

▼上田市上武石1454―3 TEL0268-85-3900 

営業時間/10・00〜21・30(入館受付は21・15)
       (水)定休 3日(水)は営業 4日(木)振替休業
 
 

 右に美ヶ原、左に浅間山を望むうつくしの湯は、「安心・安全・正直」な信州の温泉表示認定制度の登録第2号(ちなみに1号は同じ武石地区の雲渓荘)。泉質はもちろん、管理体制にも細かな基準があり、これをクリアしたいわば県からのお墨付きという温泉です。
 わずかに赤味をおびた無色透明のお湯はカルシウム・ナトリウム塩化物温泉。温泉成分が豊富で、上がった後もずっと体がポカポカしています。
 大浴場はガラス面が多くとられて眺望抜群の「あさま」と「うつくし」で、週替わり(木曜日〜火曜日)。ともに露天風呂とサウナつきで、ことに「あさま」はミストサウナなのでカッとくる熱さがありません。「お肌が潤う感じ」と好評です。
 メニューが豊富な食堂(11・00〜20・00営業、土曜・日曜・祝日は10・00〜)では、細麺のかた焼き五目あんかけ焼きそば650円がよく出ます。日替わり定食のAはメンチカツや白身魚フライで650円、Bはなんとサーロインステーキで850円、唐揚げ500円は武石産のハーブ鶏を使っています。良心的な価格設定で、食堂だけの利用もできます。
 年越しはみんなで温泉で――こちらでは大晦日の営業を元旦の2・00まで延長。「家族そろってお年取りをすませた、22・00過ぎからいらっしゃる方が増えます」と滝沢詳治支配人。
 ゆっくり温泉につかって一年のアカを落とし、年越しそばを食べて(大晦日のみ食堂は11・00〜15・00ごろ、年越しそば23・00〜1・00営業)。実に気分のよい“年の初め”が迎えられます。
※入館料は大人400円、小中学生250円。

 
 
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