天然酵母パンを焼く柳町のルヴァンの奥、低いくぐり戸を入ると築300年以上という酒蔵を改築したルヴァン　ターヴルがあります。ターヴルとはフランス語でテーブル、「ひとつの食卓を囲んでいっしょにご飯を食べよう」といった意味もこめています。
　ランチは、2種類。A1050円は、ミニサラダに日替わりの1品（取材日はブロッコリー、インゲン、自家製パンチェッタのペペロンチーノ）、お替わり自由のパン、コーヒーか紅茶、ハーブティ。
　B1400円は前菜盛り合わせに、日替わり3品のなかから好みの1品にパンと飲み物。この日はAと同じペペロンチーノ、夏野菜のトマト煮込みバターライス添えなど。
　前菜も、料理法や歯ざわりなど取り合わせを考えた充実のひと皿。ルヴァンのパンは多少酸味と歯応えがある、力強いおいしさで料理に合います。
　店長で厨房をあずかる中嶋厚志さんは「信州は食材の宝庫、旬の野菜のもつ味わいを壊さないよう、なるべく自然な体にいい食べ物を提供したい。
　若いカップルや小さい子どもたちにも野菜っておいしいねって感じてほしい。野菜を食べると気持ちが穏やかになるんです。そして和んでほしい。そういう食事の大切さを感じてほしいんです」。
　ホール担当の乾祐子さんも明るく親しみやすい接客で、お店全体がひとつの食卓のような温かい雰囲気になります。
　2階の個室スペースは10名まで、料理はおまかせコース2800円を基本に応相談、3日前までに予約を。

　オープンして6年目のちょっと屋は、地元の人が気軽に「夕食のおかずにちょっと一品」「ちょっと寄って行こう」と足が向くお店。隣接するプチホテル「ちょっと屋GARDEN」の直営キッチンです。
「手作り・無添加をモットーに、できるだけ地元の野菜を使っています」と代表の磯崎稔さん。
　コロッケは季節によって北海道、静岡県、東御市産のジャガイモを使い分け。プレーンなポテトのほか甘いカボチャ、ツナ、カレーなど4種類（各100円）。外側がカリッと揚がっていて、なかはしっとりホクホク。
　自慢の自家製メンチカツに好きなコロッケがつくメンチカツ定食690円、150gとボリュームたっぷりのロースカツ定食930円、特製ソースに好みでマヨネーズをかけてもらえるソースカツ丼930円などが人気。
　コロッケや持ち帰りのお弁当、お惣菜も用意しています。スポーツ合宿や大会への差し入れ、応援団の昼食用など、しっかりお腹がもつ揚げ物は喜ばれます。
　さらに自然が豊かな菅平高原だからこそとして、環境問題に積極的に取り組んでいます。使った揚げ油は廃食油リサイクル化事業にまわし、自家用車のバイオ燃料としています。
「少しでも木を使わないように」という配慮から、箸は使いやすい先の細くなった塗りの箸、コロッケを口に運んだときにとてもスムーズでおいしく感じます。コロッケなどを持ち帰る場合もプラスチック容器でなく紙袋を（蒸れなくて都合もいいのです）。
　夏場、炭火焼きはお休み。9月中旬ごろから再開の予定です。

　暑いから元気をつけなくちゃ、だったらあけぼのやでウナギ！
　鰻重（松・1尾分）2100円を注文（きちんとしたお店のウナギは時間がかかります）。しばらくすると、ウナギの頭と骨を揚げたものが登場。骨は、パリパリとおせんべいのよう、頭はコク深く、二度揚げしてあるので全部食べられます。
　鰻重のふたを開けるとふわっと食欲をそそる香り、ふっくらしたウナギに目を奪われます。たれは店主の大草通則さんが修業先から独立して以来、つぎ足しながら20数年守ってきたもの。
　ウナギは皮ごと箸で難なく切れます。鮮度がいいから身が盛り上がっていて柔らか、ご飯もおいしい。肝吸いは口中をさっぱりさせてくれます。
　お重が大きいのでご飯はたっぷり、頭に骨に肝とウナギ1尾余すところなくたいらげ、この値段はかなり良心的。ちなみにウナギはお肌にいいコラーゲンもたっぷり。
　半尾分の竹1260円、わさびとしょうゆで食べる白焼定食1890円はさっぱり食べられます。
　最近は、そば目当ての人も増えています。地粉手打ちざるそば735円、うなぎ半尾とそば1980円は男性に人気。そばしゅうまい（1コ110円）は穏やかな味わいでお土産にも。
　大草さんは「職人の仕事、理屈より体が先に覚えて当たり前のことをやっているだけだから」といいますが、聞けば聞くほど一徹な仕事ぶりがわかります。加えて妻の洋子さんの明るく感じのいい接客も、また足を運びたくなる理由のひとつ。
　宴会は30名ぐらいまで、3000円〜、2日前までに要予約。料理も目先をかえるなど、勉強をかかしません。

　ハリとツヤのある髪本来の美しさをひきだしてくれるヘアメイクドゥーは、この秋15周年を迎えます。
「きれいなヘアスタイルを保つためには、髪を健康にすることが大切」とオーナーの中沢妙子さん。オープン時から変わらない気さくなスタッフ3名が、ていねいに髪の相談にのってくれるので、「傷んだ髪のかけこみ寺!?」のクチコミで来店するお客様もいるというのもうなずけます。
　今年1月から、上田ではまだ数少ない「ヘッドスパ」も導入しました。頭皮を健康に整え、髪を内側からケアし、マッサージでリラクゼーションを促す頭のトータルエステです。首を3点で支えるリクライニングシートでスパをしてもらえば、あまりの気持ちのよさに寝てしまう人も多いとか。
　人気があるのは頭皮のクレンジングなどをするスキャルプスパ（25分で2625円）ですが、ちょっと試してみたいならマッサージでコリをとるクイックスパ（15分で1575円）もあります。今ならひんやり感のある夏限定のアイス・ミント・スパもおすすめです。
　カット（シャンプー・ブロー付き）は3990円、パーマは8400円〜、カラーは全体染め4725円〜。小中高生には、学生割引もあります。
　パーティー用メイクやセット、成人式や七五三などの着付けはもちろんですが、花嫁衣装やブーケ、式場の相談にも応じるブライダルのトータルプロデュースも行っています。夢に描いた花嫁姿を実現することができるかもしれませんね。
　完全予約制。駐車場は店舗左奥に3台完備。