平成14年4月のオープン以来、入館者数はもうすぐ170万人という人気の温泉施設、びんぐし湯さん館（宮崎喜美夫支配人）。
　温泉は毎分400�g湧出とたっぷりで「あったまる」「お肌がしっとりする」と評判です。大きな内風呂にサウナ、シーズンにはバラの花や菖蒲が浮かぶ「イベント風呂」も。眺望抜群の露天には、温度の違うふたつの浴槽に寝湯、樽風呂など。
　昨年末にリニューアル。洗い場を増設し、樽風呂とサウナの内壁をヒノキとスギ材で一新しました。
　入館料は中学生以上500円、小学生300円。この料金で運動浴室（プール）も利用できます（プールは20・00まで）。
　1周約30mの楕円のプールで、屋外の景色を眺めながら歩けるから飽きません。水中ウォーキングは浮力があるので膝などにかかる負担が少なく、術後のリハビリに利用すると回復が早まる場合も。しかも温泉の効能も期待できます。
　毎週火曜日11・00〜と金曜日（2月8日・15日・22日、3月7日・14日・21日）13・30〜、水中ウォーキング教室も開催中（入館料のほか受講料100円）。
　大広間では食事も楽しめます。生ビール2杯におつまみ1品で1000円、同3杯に2品で1500円というお得なセットがあります。
　坂城町特産のねずみ大根を使ったおしぼりうどんは、風呂上がりにはことにさっぱり清々しく感じます。冬限定のおでんうどん（各500円）はボリュームがありながらあっさり。
　各種イベントも行われています。

　上田市役所前の五川や（ごせんや）、その名前からピンとくる人も多いでしょう。材木町の四川やの姉妹店で、タンタン麺とマーボー飯がメインのお店です。
　タンタン麺はゴマの風味が辛さをマイルドにしてくれます。サンラー麺は辛くて酸っぱい麺（各650円）。食欲をそそり、冷え込む日でも体がカッと熱くなります。
　タンタン麺、サンラー麺、ラーメンのなかから好きな麺に、半マーボー飯か半チャーシュー飯がついたセットが850円（木曜日限定で、タンタン麺、サンラー麺、ラーメンが500円、セットは700円になります）。
　マーボー飯はご飯に合う味つけ。単品のマーボー豆腐は700円、四川麻婆豆腐900円はラー油に唐辛子、山椒の辛さが加わって舌にピリッときます。
　半量のタンタン麺などに半マーボー飯か半チャーシュー飯、サラダ、杏仁豆腐がついたレディースセット850円は、男性もOK。
　人気の四川風水餃子650円は、たっぷりのゴマだれでいただきます。ゴマがプチプチと香ばしく、皮がむっちりしていてツルンと口に入ります。
　女性でも入りやすい落ち着いた内装、テーブル席に小上がり、カウンターもあるのでひとりでも小さい子連れでも。白い洒落た器だから料理も映えます。
　今後メニューを増やす予定で、まず「チャーハンを始めようかと考えています」と店長の吉池竜太さん。
　宴会は1500円〜、飲み放題コース（2時間）は4000円〜。2〜3日前には予約を。
※店舗裏にも駐車場あり

　全国のうどんを食べ歩き「この地にあった、おいしい手打ちうどんを食べてほしい」と柿屋うどんの店主・林雅起さん。
　ガッチリした体格に大きな手、この人の打ったうどんなら腰があってゼッタイおいしいに違いない！　と直感しました。
　おしぼりうどん750円は、この時期ならではの坂城産のねずみ大根の搾り汁にみそ、鰹節、ネギを入れてツルツルっと。独特の甘もっくらした風味がして、続いて辛さが迫ってきます。さわやかで鮮烈な辛さは後を引きます。
　うどんは温・冷が選べます。温かいうどんは歯をふんわりと受け止める穏やかな腰があり、冷たいうどんはツヤツヤむっちり、キュキュッとくる歯応え。小麦の香りがあり、量もたっぷりめで腹持ちします。
　ランチセット各800円はうどん（8分目）とご飯に小鉢のセットで、かき揚げうどん＋炊き込みご飯、月見うどん＋肉ご飯など4種類。
　リピート率が高いのはカレーうどん600円。スパイスを調合して作るマイルドなカレーで、ちくわ天もよく合います。
　おいしいうどんへの探究心から、ひらめいたものはすぐ試作。メニューもしばしば変わります。
　林さんは東京で修業をし、上田に戻ってからは設備関係の会社に勤務。だからお店の設計は自分で、内装や調度も友人たちの力を借りて仕上げました。どこか懐かしい雰囲気で、落ち着けます。
　よく考えてみればうどんは粉と塩と水だけ、「シンプルなものだからこそごまかしがきかない」。水もだしもこだわり過ぎだと言われるそうですが、「手間がかかってもいいから、子どもにも安心して食べてもらえるものを作りたいんです」。

　家族みんながそろったらやっぱり焼肉、だったらバーンズ！
　お正月だもの、いつもよりちょっとおいしい肉を。あっという間にとろける和牛炙り焼きカルビ1449円、リッチな盛り合わせ和牛づくしプレート（4皿分）5754円、上カルビ、特上ハラミなどを盛り込んだ店長おすすめご馳走プレート（5皿分）5040円など。みんなでひとつの火を囲んで、同じものを「おいしいねえ」と食べると、しみじみシアワセ。
　使用する牛肉は生産情報公表JAS認定牛（育て方に加えて餌や投薬の情報もすべて公表）が中心。だから「求めやすい値段と味と品質は世界一です（笑）」と店長の角田誠二さん。
　冬メニューとしてスンドゥブ（柔らかい豆腐の鍋）も登場。海鮮スンドゥブ1029円はタコやイカなどの旨味も加わり、チーズスンドゥブ976円は女性の人気ナンバー1。ご飯とナムル盛り合わせもついて野菜たっぷり、唐がらしのカプサイシンで美容効果も期待できるヘルシーなセット。
　ご飯は本場新潟のコシヒカリでお替わり無料、ビビンバなどもご飯のみの大盛りは無料。
　平日のランチ（15・00まで）は日替わり定食700円もあり、通常157円のキャベツ畑やホットコーヒーも無料。
　宴会は2500円〜。土曜日・日曜日やピーク時以外で、育成会やスポーツチームなど親子の集まりなら40名ほど収容可能（3日前までに予約）。
　すべての世代の人が楽しくゆっくりと食事できるよう、さりげない気配りがあります。