3月29日

和食会席・食事処
竹 葉 亭

■千曲市屋代駅前

▼千曲市小島上屋敷地2820―1 TEL026-272-3988

営業時間/11・30〜14・00、17・00〜22・30(ラストオーダー22・00)
        (水)定休(日曜日の昼は予約営業)
 
 

 ひと目10万本とも称される千曲市森のアンズも、もうすぐ花の時期を迎えます。お花見ついでに、ぜひとも寄りたいところが竹葉(ちくば)亭です。
 竹取物語をモチーフとした店づくりで、内装や器など随所に工夫が感じられます。お祝いの席や法事、接待向きの高級店かと思いきや、雰囲気はそのままに気軽にきちんとした料理が味わえる、満足度の高いお店です。
 基本的に掘りごたつ形式の個室で、ゆっくりくつろいで食事ができます。小上がり席も仕切りが高く、料理がそろえばのれんをおろしています。
 女性客の多くが注文する、ランチのレディース御膳1239円は折々でかわるミニ小鉢4種、にぎり寿司、コロッケ、あんかけの茶碗蒸し、サラダ、デザート付き。
 竹を斜めに切った形を模した竹かごに盛られてくる小鉢、取材日はタコとワカメの酢の物、たたきゴボウなど、いずれも仕事のしてある料理でした。コロッケはそば粉のクリームコロッケで意外性もあり、またお腹にたまる充実感もうれしい。
 竹篭御膳1208円や竹取物語御膳1313円も、予約なしで楽しめます。昼会食2100円〜、春の美食会席3150円〜は予約となります。
 この春からは自家製の手打ちそばも始めます。社長の小宮山光男さんが各地のそば粉を自分で試して惚れ込んだ、旧坂井村産そば粉を使用。「香りの強い田舎そば、シコシコしたかむそばです」。
 厨房で働くスタッフの多さが、きちんとした料理屋さんの証拠。「よいものを出すため『手間を惜しむな』と頑張っています」。

 
3月22日

料理思考室
かご

■上田市上田原

▼上田市上田原873―2 TEL0268-29-1481 

営業時間/11・00〜21・30(来店の折は電話で問い合わせてください) 不定休
※午後は踊りや華道、茶道などの教室を持つ人(持ちたい人)のサポートを計画しています。
 
 

 本格的な日本料理が気軽に楽しめると人気のかごが、2月中旬に移転オープンしました。
 数寄屋造りの民家で8畳のお座敷が2部屋(各2卓)。店主の川井田廣志さん・とみ子さん夫妻の、温かいもてなしの心が満ちています。
 宴会席は2500円と2100円、早春はそれぞれを桜草膳と福寿草膳と名づけています。桜草膳は厳選5品とホタテ雑炊に果物、福寿草膳は同3品。このほかステーキ、三河産鰻を使った鰻重(各2100円)なども。
 夜は季節プランで、菜の花懐石4500円〜、桜懐石フルコース7500円(それ以上は事前に相談を)。
 記者は水芭蕉懐石5500円(厳選7品にホタテ雑炊と果物)に。何が出るかは、その日仕入れに行ってから決まります(品数も変わるかも)。
 取材日はもずくとカキの小鉢、お造りはマグロとウニ、エビの鬼殻焼など。なかでも海老しんじょのお椀は香り高くくっきりとした味で、さすがと思わせました。
 これまでよりゆったり食事ができ、料理の味わいはもちろん、景色や取り合わせなど、作り手の思いや仕掛けを感じ取ろうとつい真剣になります。
 昼は相席(相部屋)もありますが、夜は1組1部屋のため、ぜひ予約を。「きちんとお迎えしよう、最大限のおもてなしをしたいのでこうしました。
 予約時に年齢や性別、好みや宴席の趣旨(デート、接待、結納、お祝いなど)をお聞きし、季節を見つめながらその日の自分の感性を料理できたらいいなと思います」。

 
3月15日

信州そば処
太平庵 塩尻店

■上田市上塩尻

▼上田市上塩尻225―1 TEL0268-21-0141 

営業時間/11・00〜15・00、17・00〜21・00 (木)定休
 
 

「いらっしゃいませ」と手渡される温かいおしぼりに、なんとも和みます。太平庵塩尻店は、店構えから少々高そう…な印象もありますが、メニューを見てひと安心。石臼挽きせいろ680円からあります。
 小諸産の霧下そばを石臼挽きにした端正な細打ち。つゆとのなじみもよく、喉ごしのよい食べやすい仕上がりです。
 ランチではおかずが4品にそばがついた日替わり弁当880円が人気。ミニ丼にそばの太平庵セット750円、大きなサックサクのかき揚げがついたざるセット950円も。
 店長の橋詰章さんはもともとは和食の板前さん。そばはもちろん、提供する料理は「自分のところで作る」ことがモットー。
 京都から取り寄せる濃厚な100%豆乳(おからが出ない!)で作る百幸(ももこ)豆富400円は、これ目当てで来る人もいるほど。
 春は、そば粉入りの生地で具は野沢菜というピザ、桜餅の皮をそば粉で作りくるみ入りのあんこを包んだお菓子も用意(桜餅の次は、ロールケーキ風のお菓子も試作中)。初夏からは、川魚で作るにしんそば風のものも考えています。
 昨秋は山のキノコを使ったキノコうどんが「味も香りもまったく違うね」と好評を博しましたが、地物が終わったら「おしまい。今度の秋までお楽しみということで(笑)」。
 そば粉のおやき150円も手作り、お新香も漬けています。根本にあるのは「医食同源」という考え方。旬のもの、地のものを食べることが健康な体と伝統や文化を大切にする心を育むことにつながると考えるからです。
 宴会は40〜50名まで。席があいていれば、3日前までの予約可。3000円〜ですが、ご相談を。

 
3月8日

ブティックEVE(イブ)

■東御市田中

▼東御市田中174 TEL0268-62-0392 

営業時間/9・30〜19・00 (水)定休
 
 

 まだ寒い日があるかもしれませんが、インには明るい色の春物を着て、さっそうと歩きましょう。春の集まりやお出かけに新調するなら、EVE(イブ)へどうぞ。
 メインは40〜50歳代ですが、30歳代から70歳以上までファンが多く、パンツやスカートで1万円〜1万5000円、ジャケットで2〜3万円の商品が中心。
 サイズはM〜L、9〜11号サイズですが「ミセス向けなので、メーカーによっては若い人の洋服より若干ゆったりめの作りになっています」と矢嶋尚武社長。立体裁断なので、実際に着てみると体に沿ったラインがすっきり見えます。
 春物では、半袖もちらほら(ゴールデンウィークごろには完全に夏物が出そろうそう)。これからなら手持ちのカットソーやTシャツなどを下に着てベスト感覚で着ることもでき、3シーズン着回せます。
 伸縮性のあるパワーネットを使ったトップスは、薄くて軽いのに暖か。ミセス向けは品のいい色が多く、発色もきれい。下に着て袖や襟元に色を出してもいいでしょう。
 大流行中のチュニックは、気になるおなかやおしりまわりをさり気なくカバーしてくれ、ストンと着るだけでかろやかさや女らしさを演出してくれる便利アイテム。透け感があるものは、下に着るもので印象が変えられます。「手持ちの服と合わせていただけるよう、アドバイスもしています」と妻の陽子さん。
 また今回おすすめの明るいブラウンの長袖カットソーは、襟元に白のレース、中央に同じ素材でたてにフリルをあしらっています。顔回りが華やかに見え、ボトムを選びません。大人の可愛らしさがあり、長く着られそう。

 
3月1日

豪商の館
田中本家博物館

■須坂市穀町

▼須坂市穀町476 TEL026-248-8008

開館時間/9・30〜16・30(入館は30分前まで、4〜11月は9・00〜17・00) (火)休館(4月21日までは無休)
※上信越道「須坂長野東IC」より約15分、上田からなら国道406号線(菅平経由)が便利です。
 
 

 3月3日は雛(ひな)祭り。今年は須坂市まで足を延ばして、田中本家博物館で伝統的な雛人形を鑑賞しませんか(入館料/大人700円、中高生350円、小学生250円)。
 北信濃屈指の豪商だった同家に伝わる雛人形や美しい婚礼道具などを展示する「田中本家のお雛様と婚礼道具」が、4月21日(月)まで開催中です。古いものですがいずれも保存状態がよく美しく、大切に大切に伝えられてきたことがわかります。
 ほかにも江戸時代の婚礼で実際に使われた道具類や器の数々、着物など決して華美ではなく教養に裏打ちされた趣味のよさを感じます。
 展示品ばかりでなく建物そのものや庭もゆっくり鑑賞したら、お食事処「龍潜(りゅうせん)」へ。こちらから見える中庭「夏の庭」の下を川が流れていることからこの名があります。
 この時期だけの桜ちらし御膳1550円は、紫米の桜ちらしにかき玉汁、寒天寄せ、煮物などに白玉ぜんざいとコーヒーをセット。食材や器からも春を感じます。
 こちらに伝わる古文書をもとに復元された「お殿様が召し上がった山鳥のお雑煮」1200円や地元の旬の食材で整える「季節のおごっつお」950円ほか、喫茶や甘味メニューもそろっています(龍潜やショップの利用だけなら入館料は不要)。
 須坂市内の世界の民族人形博物館、須坂版画美術館では「三十段飾りと千体の雛祭り」なども開催中。一日ゆっくり楽しみたいものです。

 
 
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