オープンして7年目となるいちふじ。荻久保清太郎さんの「焼き立てをその場で出したい。食べる人と近い距離でいたい」との誠実な思いが伝わるお店です。
　ツルヤ上田原店のなかにあるので、買物のついでに、きょうのおやつにひとつふたつと求める人も多く、一番の人気モノはやっぱりたまごタルト126円。濃厚な卵のおいしさを感じる、いわば器ごと食べられるプリン。いちご味150円、香ばしいカラメルタルト126円もあります。
　これから5月までは、お菓子屋さんが最も張り切る季節。桜餅に始まりお彼岸のおはぎ、柏餅と続きます。
　桜餅は関西風の道明寺と関東風のあんこを皮で巻いたものの2種類。桜道明寺126円はつぶしあんとこしあんがあり、あんこの甘さと葉の塩けがちょうどよく、「もうひとつ」と手がのびます。
　おこわでだんごを包んだおこわだんご105円は、つぶあん、くるみ、みたらしとあり、カップ入りなのでそのままお客様にも出せます。
　和菓子は暮らしに密着しています。季節のうつろいを感じ、節目の行事を和菓子とともに祝う、そんな暮らしの姿が見えてきます。伝統や風習を大切にする思いから「若い人にもっとあんこを食べてほしいと思います」。
「和と洋をからめていきたい」もテーマのひとつ。ロールケーキ450円はあん入りの生クリームを巻き込んでいます。あんこと卵白に少量の粉を混ぜた生地で焼いたケーキ105円〜は、ふんわりしていて軽く食べられます。
　市内塩尻の「イゲタ味噌」を使ったみそ松風（137円〜）など、意欲作も数多くあります。

　元気があって気持ちのいいあいさつに迎えられ、MIX（ミックス）の店内へ。木の温もりと清潔感にあふれ、駐車場から段差がないバリアフリーになっています。
　代表の佐藤真仁さんは元高校球児。「もちろん当時は坊主頭で、髪が伸ばせるならおしゃれがしたいなと思い」理容師の道へ。5年間技術を磨き、「さらに幅を広げ、クオリティを高めたい」との思いから美容師に。
　理容と美容、双方のよいところを生かしていきたいとの思いから店名を「ミックス」に。妻の久美子さんとふたりで切り回すお店は、すみずみまで目配りが感じられます。
　カット（シャンプー、ヘッドマッサージ込）3670円。小学生以下2100円、高校生3150円、パーマ7870円〜。カラー（カラーリストの資格あり）は、全頭の場合は状態を見てから薬剤をかえるなど、ダメージを最小限に抑える配慮をしています。
　イスは、体をしっかりホールドする理容タイプのもの。一度座ったらシャンプー時でも、後ろにシャンプー台が運ばれてくるので座ったままでOK（ラクチン）。
　ふだんの髪のクセや流れを確認してから最初にカットを行い、首にホットタオルをあててのシャンプー（「気持ちいい！」と評判）。ヘッドマッサージをして仕上げて、所要時間は約1時間。
「ああスッキリした」「髪が軽くなって、気持ちよくなった」「ありがとう」などと、声をかけてもらうことが一番うれしいそう。
　若い人はもちろん、年配の人も気取らずに行ける親しみやすさがあります。希望があれば送迎を行っています。

　弥助寿し店主の上原力さんは「親においしいもの食べさしてやりたい」との思いから寿司屋さんに。店を構えて40年以上ですから、親子二代三代のお客さんも少なくありません。
　こちらといえばやはりアナゴ。千葉港で揚がったアナゴが翌朝には届きます。口に針がついた「釣りアナゴ」で、届いたらすぐおろして煮ていきます。電話で「きょうアナゴある？」と確かめてから来る人もいて、好きな人は「つまみにアナゴを蒲焼で」。
　アナゴの押し寿司800円も人気。しっかりとした身の煮アナゴをさらに焼いているから香ばしく、ほどよい加減で口のなかでほぐれていきます。
　修業中に親方から「アナゴをやってみろ」と言われ、苦心して（枠も手作りして）押し寿司を完成。「これはいい」とお墨付きをもらい、ずっと作り続けています。宴会（1週間前までに要予約、35名まで、3000円〜）の後に家族へのお土産にする人も多いそう。
　握りの丹精な仕事は言うまでもありません。「マグロの冷凍を勧められるけど、買ったことない（笑）」。朝4時起きで市場に行き「よければ買う。何も買わないで帰ってることもあります」。
　細海苔巻700円のかんぴょうや、稲荷寿司500円の油揚も煮ています。かんぴょうは素材の風味が感じられふっくら煮上がっています。こうした基本の仕事がきちんとされた寿司は、ほっとするおいしさです。
　ランチではボリュームのある散らし丼1000円なども。いずれもみそ汁に漬物、小鉢付き。
「おいしいなってここに来てくれる人を、大切にしたいと思っています」。
※出前もやっています。

　寒い冬はコタツでミカンとテレビ…と思っているあなた、春に向けてちょっと体を動かしてみませんか。
　女性専用フィットネスクラブ・カーブス上田原はオープン1周年。ショッピングセンターの一角にあるので、買い物や仕事帰りに気軽に寄れます。
　明るいフロアには12種類の油圧式マシン。自分に合わせたレベルに調節できるので、体力に自信がなくても大丈夫。
　軽快なミュージックに合わせて30秒運動、隣に移動してウォーキングを30秒。「必要な筋肉をもれなく鍛える」筋トレ用マシンと「脂肪燃焼効果を上げる」有酸素運動用プレートが交互に並べられており、これを2周。運動後のストレッチを組み合わせれば効果バツグンの「3点セット」。1回のトレーニングは30分、週2〜3回でＯＫです。
　記者も勧められるままにウエストひねりのマシンを試してみると「お〜効いてるゥ。まさに『ここに脂肪があるよ』って感じ」で、ウォーキングをはさんで2〜3台で汗が噴き出てきました。
　店長の中村仁美さんによると、入会のきっかけは体重を減らす、下半身の引き締め、ストレス発散などが多く、なかには「後ろ姿がきれいになりたい」との乙女心も。
　3名のコーチが毎月体の状態をチェック。「『運動をやろう』と考えるだけではダメ。なりたい自分になれるよう、今からスタートしましょう！」。
　まずは電話予約して体験を。体験日に入会すると入会金（1万5000円）が半額に。継続期間によって月会費は5250円〜です。
※上田ユーメイト2階には「カーブス上田ユーメイト」もあります。

　ああ〜、湯楽里館のお湯は気持ちがいい。加えて抜群の眺望、旅行に来たような晴ればれとしたリラックス感があります。入館料は大人500円、小学生300円。
　オープン15年目ですが、清潔で明るい雰囲気は変わりません。毎朝スタッフがくまなく掃除をし、カーペットも定期的に清掃。「ズボンのひざに穴が開くほど真剣に。お客さんが素足で歩くところですから」と支配人の堀雅明さん。
　事務所内は別として、スタッフも館内は靴下で。ひんぱんに脱衣室の清掃を行い、そのときも必ず「おくつろぎのところ申し訳ありません」などと声をかけます。
　お風呂あがりには市特産の巨峰果汁を使ったオリジナル巨峰サイダー300円で喉を潤しましょう。食堂では戌立（いぬたて）高原のそば粉100％の手打ちそば750円や、巨峰果汁と地ビールを使ったこっくりと深みのあるカレー620円をどうぞ。
　2階の和室の利用料は10畳1時間1000円〜。1月31日（土）までの新年会プランは、3種類から好みの鍋を選ぶ全8品のコース（3150円〜、5名以上）。地ビール飲み放題通常2625円が、この時期だけ1890円（10名以上、2時間まで）に。いずれも要予約です。
　1月1日（祝）は先着200名に正月おみくじ、2日（金）は10・00地元栗林獅子保存会による獅子舞、11・00大広間で地ビール初蔵出し会などを予定。
　一帯には地ビールレストランオラホや物産センターも。オラホでは地元産のジビエ料理も用意。1月31日（水）まで新年会プランあり、毎月月末（1月は24日土曜日〜27日火曜日）バイキングを開催中です。