主婦だってイソガシイ。食事の支度が間に合わない日や、献立がなんにも浮かばない日もあります。そんなときはあかね亭が助けてくれます。
　いわゆるお惣菜屋さんで、日替わりでお惣菜に漬物、デザートのプリンなどが並びます。取材日は肉じゃが(100g200円)、肉団子の黒酢酢豚（同230円）、エビとアスパラのサラダ（同280円）、さばのトマト煮（1切れ120円）など。
　肉じゃがは煮汁を全部吸ったじゃがいもが少し煮くずれて全体をまとめ、食べるとだしの風味が立ちます。さばのトマト煮はしっかりとおかずになるイタリアンでした。
　ヒジキや切り干し大根の煮つけもありますが、目新しいおかずが人気だそう。どれもその日の作りたてで、保存料などは使っていません。
　代表の長澤誠司さんは和食の基礎をもち、和洋中なんでも作れるオールラウンダー。こちらのお惣菜は味の加減もほどよく、彩りも栄養バランスも考えられていて飽きません。プロならではの工夫が家庭料理とは違う、おいしさや食卓のはなやぎを演出してくれます。
　好みのおかずとご飯でお弁当（500円〜）を作ってもらうこともできます。お祝や法事、またはPTAなどのまとまった数の注文は2日前までに予約を（お花見などの行楽弁当は700円〜）。
　食べる人の男女や年代を聞いて、子どもなら辛いものを入れない、若い人なら揚げ物でボリュームを出すなど心配りがあります。オードブルも予算を聞いて同様に。
　すぐ近くの新田公園は名だたる桜の名所。こちらのお弁当や料理で、お花見なんていいですねえ。

　上田駅横、かしわや　旬季亭ごはんですよは、別所温泉の旅館かしわや本店の直営。お店を出したのは「塩田平のおいしいご飯を食べてほしいという思いからです」と女将の山内恵子さん。
　昼ご膳（11・00〜15・00）はAコース850円で、信州牛のすき焼、信州豚しょうが焼、松花堂弁当などからお好みで。Bコース1200円はさらに茶碗蒸しや温とうふ、生野菜などがつきます。
　お替わりができるご飯は、塩田産の減農薬栽培のコシヒカリを、地元の名水で研いで炊いています。こちら専任の板前さんが整える、しっかりした和食が食べられ、和服姿の女性スタッフのサービスも落ち着いて感じがいいと評判を呼んでいます。
　15・00〜は甘味なども。くるみおはぎや揚げまんじゅう、白玉ぜんざいなどと抹茶のセット（各500円）は、ほっとするようなおいしさです。
　夜（夕食17・00〜）は「地酒もありますし、お料理を楽しんでほしい」。おばんざいコース（料理5品）が1500円〜あり、友だちの輪コース（同7品）2500円などは、予約なしでも可。
　旅館とあわせると板前さんが8人いるので、事前に予約すれば、フグでもスッポンでもいかようにも。集まりに使いたいときは趣旨も伝えましょう（20名ぐらいまで、貸し切りもできます）。夜2500円〜、3日前までに予約を。
　メニューは季節替わりの予定。「和風にこだわり、季節のわかる料理を。料理だけではなく、食べる時間も楽しんで」。
　お花見のころには、予約で持ち帰りの「お花見弁当」なども用意する予定。また仕出し料理なども受けています。

　ルイ　ヴィトン、シャネル、グッチなど誰もが憧れるインポートのブランド品。ルイ　サンクは約40坪という広い店内に、そんな有名ブランド品がずらりと並びます。
　新品はもちろんユーズド品も多いので、たくさんのなかから用途や予算を考えて、自分にぴったりの品が選べます。
　最近の話題作でいえば、ルイ　ヴィトンのパッチワークデニムスピーディ22万8000円、シャネルのトート42万円（これでも超お買い得価格）。
　ブランド品は欲しいけれど、なかなか新品には手が出ない…という場合は、ぜひユーズド品を探してみて。
　こちらではブランド品の買い取りも行っていて、以前買ったもの、あるいはプレゼントでもらったけれど「ずーっとしまっていた」という、未使用品も数多く持ち込まれています。
　多くのブランド品を見てきた目利きである店長の小林克己さんは「なるべく高く買ってあげて、あまり儲けないで、安く売るんです（笑）」。
　貴金属も買い取っています。他店よりも高い値段で買い取ってもらえると、遠方から持ち込む人もいるそう。
　プレゼント用では財布やキーケース、アクセサリーなどがよく出るとのこと。一粒ダイヤモンドのリングもいくつか（取材日には定価70〜80万円のものが14〜15万円など）ありました。このリングを買って「新品仕上げ」をする、あるいは石だけを使って別のリングに加工すれば、かなりの値打ち品になります。
　これだけの数のブランド品を見るだけでも、目の保養というもの。こまめにチェックして、幸運を手にしましょう。

　シルクロードにある美しい草原から店名をとったナラティ。店主の清水俊器さんが妻の和子さんとともに温めていた「スモークチーズのお店をやりたい」という夢をかなえた空間です。
　建物の設計から家具類、置物まですべて「いろいろやってみたら、こだわってしまって（笑）」。これまでに清水さんが集めたシルクロードに関係した本や絵画などが飾られ、落ちついた雰囲気でくつろぐことができます。
　試食で出しているスモークチーズは2種類のいずれか。「さくら」は香り豊か、「りんご」はしっとりとした感じ。
　スパゲティナラティ風は自家製のミートソースに、スモークチーズのすりおろしをかけて。手作りベーコンカルボナーラは、旨みが凝縮して脂も甘いベーコンがおいしい。
　ダッチオーブンで煮込んだカレーライスと手作りベーコンピラフは俊器さんの担当、スパゲティは和子さんの担当とか。いずれもミニサラダ付きで700円です。
「シルクロードの飲み物」、紅茶をミルクで煮出したチャイ500円は、さとうを入れると、より紅茶の味わいが立ちます。
　スモークのためここに店舗を構え（スモーク器もスモークチップも自作）、工房には品質管理のためエアコンも設置。スモークに使う材は、知り合いから剪定した枝などをもらっています。木が違うと風味も違ってくるそうで、なかなか奥深い世界です。
　スモークチーズは1コ500円、目先のかわったお土産として喜ばれています。ゴルフコンペの賞品、集まりの手土産や引物としても重宝。6コ入りの贈答用箱入り3000円もあります。