爛漫の春―本格的に庭作りを始めよう、ゴールデンウィークには花を植えて…と考えている人、まずはおぎはら植物園へどうぞ。
　プレゼントなどにも向く定番の鉢花のほか、山野草、日本各地はもちろん、オランダ、イギリス、アメリカなど海外直輸入の宿根草の生産直売を行うお店です。
　取り扱う種類は1200種類にのぼり（ちなみに一般的な園芸店では200種類程度）、珍しい花が手に入ると遠方から訪れる人も多くいます。
　入り口は駐車場から一番奥のハウスに。鉢花、楚々とした美しさが人気の山野草、海外から来た花苗が並びます。
　真ん中のハウスは庭に植えられる宿根草がメイン。信州の厳しい冬にも耐えられる種類を選んでいて、「春になると新芽を出してくれ、ずっと手をかけて育てる感覚」が好まれています。
　苗は見るからに健康そう。それぞれに名札がつけられ、花の写真、美しさの特徴、どのような生育環境を好むかなどが記されているので、選ぶときの参考になります。
　5月9日（日）の母の日のプレゼントには、鉢花のギフト用ラッピングもできます。店長の荻原範夫さんは、「ふだんお越しいただいているお客様のお子様が見えて、プレゼントにする苗を選んでいらっしゃいます。記念日のプレゼントが毎年庭で咲くのも素敵です」。
　ガーデニング愛好者はますます増えており、こちらのように知識も経験も豊富なお店は頼りになります。
　春と秋の2回、オールカラーのカタログを刊行。インターネットでの通販や地方発送もできます。

　現在地で12年、上田駅前時代を合わせると30年になるサンマルコ。訪れる人の年齢層は広いのですが、みなさんとても楽しそうにくつろいだ様子で過ごしています。
　きれいに使い込まれたオープンキッチンでの真摯な仕事ぶり、細やかな心配り、節度も温かみもあるサービス。出来合いは使わずにすべて手作りをモットーとし、価格を抑え、「『おいしかった』
って満足な顔を見たい、それだけです」とオーナーシェフの建部勝さん・恵子さん。
　平日のデザートランチ（サラダ、デザート、コーヒー付き）1050円はパスタ、ドリア、ピッツァ、グラタンとあり、それぞれ4種類から選べます。
　週替わりのメインにパンもつき、幼児と取り分けて食べることもできるパンランチ950円、本格的に食べたい人はおすすめの魚料理のペーシェランチ1890円、同肉料理のカルニランチ2047円もあります。
　畳の2階は25名まで。赤ちゃん連れの人にも好評で、保護者会などを兼ねたランチ会が開かれることもしばしば（早めの予約が賢明）。
　ひと通り食べられるひとときメニューは2名3990円、3名5145円。5月までの季節メニューのうち、パーティメニュー（4名以上、2940円）は3日前までに予約を。
　パーティのオリジナルケーキのオーダーもできます（ケーキ3800円〜、デザインや人数によって変動）。主賓にナイショで、テーブルに運ぶと「わぁー！」の大歓声は必至。

　日帰り温泉施設湯っ蔵んどは、この春でリニューアルオープン1周年。健康と食、地産地消にこだわった温泉施設として、ますます人気を集めています。
　1階にフロントと売店、ベーカリー。階段を上った2階、中央の吹き抜けを囲むように温泉、食堂、喫茶などがあります（エレベーターは階段の裏）。
　入館料は大人600円、小学生300円（平日17・00以降各400円、200円）。湯っ蔵んどの日（毎月10・20・30日）は70歳以上300円。
　施設規模は北信最大級、大浴場は6種類9つの風呂、露天は6種類7つの風呂と、浴場は広くお湯がたっぷり、露天からの眺めも清々しく気持ちよく過ごせます。
　食堂では須坂名物のみそ料理がお勧め。オリジナルのみそすき丼800円は、お椀によそってだし汁をかけると、ひつまぶし風の味わい。館内で打つ手打ちそば730円も人気があり、洋食からラーメン、定食とそろっていて、どれもおいしそうで迷ってしまいます。
　喫茶にはパティシエが常駐（昨年同市のコンクールでトシ・ヨロイヅカ賞を受賞）し、月替わりのスイーツの今月のテーマはサクラ。フロントに声をかければベーカリーやレストラン、喫茶だけの利用もできます。
　宴会プランは盛り込み２５００円〜、会席３５００円〜、6名から最大150名（個室4部屋、大広間300畳）、早めの予約を。ことに4〜6月は春爛漫キャンペーンで、宴会にお得な特典あり。
　菅平高原のドライブがてら須坂へ。臥竜公園や美術館、博物館などを見て、湯っ蔵んどへ。春の小旅行が楽しめます。

　正座や歩くときに痛むなどひざにトラブルを抱える人、多いと思います。あるいは健康増進にウォーキングを始めたもののひざを痛めて長時間歩けない、または歩くのを止めてしまったという場合もあるでしょう。
　どうもひざの調子が…という人に、ぜひ試してほしい靴が、靴はムラタが勧めるアサヒメディカルウォーク。九州大学と医療機関の協力を得て開発したもので、底のかかと部分にスクリューがついています。
　正常な歩行ではかかとが地面に着くときに、太ももに対しひざ下が外側に回旋してひざ関節への負担を軽くしています。このシューズはスクリューがひざ下を外側に回旋させるように導き、トラブルを防ぎます。
　さらに着地時の膝への衝撃を分散吸収し、ふだんあまり使われないももの内側の筋肉（歩行時にひざを安定させる筋肉）を有効に働かせます。
「履いてみないとわからないよ（笑）」と社長の村田安永さんに勧められ、記者も試し履き。
　足を心地よく包んでくれ、歩き心地がソフトで気持ちいい。「ソフト」とは、着地時の足裏やひざへの衝撃が少ないということ。これならどこまでも歩けそうですし、旅行などで一日履いていても快適に過ごせそう。
　妻の幸江さんが実際に履いてみて「ひざが楽になった！」と販売を決めた経緯があります（こちらが当地で唯一の特約店）。
　幅は４Ｅ、価格は1万5000〜6000円が中心。気に入って色違いを求め、「靴はこればっかり」という人も。
　陽気もよくなってきました。足に合った靴で、どんどん歩きましょう。