キツネ色に揚がったとんかつって、なんて魅力的でおいしそう。あげやのとんかつはさっくりカラリで、食べ進むと元気が湧いてくる気がします。
　揚げるのは店主の西沢仁志さんで、テキパキとした無駄のない動きや誠実なやりとりは、見ていて気持ちがイイ。きちんと磨きあげられたオープンキッチンは、店主の心意気を示しています。
　甘い脂がじゅわっと広がるロースかつ定食（並930円、大１２５０円）、柔らかなヒレかつ定食（小830円〜）と、どちらにしようか迷いますが、やっぱりかつはロース！
　塩が別皿で来るので、最初は塩をつけて。衣がサクサクのままで肉そのものの旨さがよくわかります。
　ご飯はお替わり無料で、丸子の藤原田地区でとれたおいしいコシヒカリ（自家製のはぜかけ米）。かつのおいしさをしっかりと受け止めてふくらませ、食事の充実度を増してくれるご飯です。
　ランチには少し小さめのランチロースかつ定食750円も。ミニかつ丼とラーメン800円、かつ丼とミニラーメン950円や、好みの丼にプラス250円でミニラーメンがつくセットもあります。このラーメンがどこか懐かしいようなシンプルなラーメンで、うれしくなります。
　家でとれた新じゃがで作ったコロッケ150円や、お腹をすかせた学生を応援する意味合いの学生かつ定食750円（少食の人に勧めることも）などもあります。
　まだまだ暑い日が続きますが、こちらのとんかつで体調も気分も「あげ」て頑張りましょう。

　かじかやで麺そのもののおいしさを堪能するならつけ麺750円。透明感のある麺はよく締まっていて、弾むようなチュルチュルシコシコの歯応え。噛んでよし、喉越しもよし、麺は1.5玉分なのでしっかり食べでもあります。
　開店して11年目ですが、平日でも駐車場がいっぱいになる人気店で、その多くはやはりこの麺のおいしさを求めてのことでしょう。「試行錯誤しながらです」と店主の児玉茂さん。
　この麺に合うよう、スープは魚介と鶏ガラなどのＷスープで、どちらかといえばあっさりめで誰にでも好まれる味といえそう。
　焼肉らーめん１０００円は250ｇの肉を使っていて「モトがとれない（笑）」。あぶり厚切りチャーシューめん800円と、肉味噌らーめん１１００円は数量限定、採算度外視のサービスメニューなので、お早めに。
　女性に人気のラオシャンメン800円は辛くて甘くて酸っぱいらーめん（イメージはタイのトムヤムクン）。実際辛いのですが（調整可能）スープだけ、麺といっしょになど、食べ進むと味の印象が変わるところもおもしろい。カッと汗が出て、食後はスッキリします。
　現在は児玉さんとふたりの息子さんの、３人で切り回しています。開店当時からお手伝いをしていた感心な兄弟は、今では大人になって立派な戦力。親子の呼吸がよく合っていて、一本筋の通った気持ちのいい雰囲気があります。
　現在は昼だけの営業（といっても、仕込みは早朝から行っています）。「息子たちが一人前になったら、夜の営業も考えます（笑）」。

　天然温泉と温泉プール、マシントレーニングが１ヵ所でそろうふれあいさなだ館（橋場秀俊支配人）。入館料は大人500円、小中学生250円で、大いにリラックス＆リフレッシュできます。
　温泉はアルカリ性単純温泉で、気泡湯、打たせ湯、露天風呂もあります。温泉プールは25ｍ×６コース。通常は歩く・泳ぐ・フリーとコースごとに分けられています。小プールは滑り台付きで水深60�pなので、小さい子どもと遊ぶのによさそう。
　運動不足の人にお勧めなのが水中ウォーキング。水の浮力で腰や膝にかかる負担が少なく、その人に合った運動が可能。年中快適な環境で歩けます（屋外と違って暑くなく寒くなく、日焼けも心配なし）。
　ベビーから成人までレベルに合わせたスイミングスクールも開講。なかでも中学生は県内トップレベルの選手が多数活躍しています。
　トレーニングルームは事前の申請と講習が必要。公共の施設なので種類も台数も限られますが、マシントレーニングの入門編としてや温泉プールと併せて健康増進が図れます。
　大広間で休憩できるほか、食堂ではスタンダードな丼や定食、日替わり（取材日はそばかうどんにミニ天丼で700円など）も。
　予約制の個室は１時間１０００円。入館料に個室３時間とコース料理をセットしたプランもあり、なかでも山海陶板焼きのコース３７００円が人気。３名以上で５日前までに予約を。

　フラワーショップはなごよみ（花季）といえば、スーパー「ツルヤ」の立科店や上田山口店などに入っている花屋さんとしておなじみ。手ごろなパックの花束を自宅用に買い求める人も多いでしょう。
　はなごよみフラワーファクトリーは、同店の核となる店舗。生花や鉢花、園芸資材などの販売はもちろん、花の集荷や各店舗への割り振りなどを行う施設も別に備えています。
　お店は約80坪、駐車場から段差がなく、通路も広々（多目的トイレも完備）。車イスの人もゆっくり買い物が楽しめます。
　屋外のスペース約200坪は、資材のほか山野草、ハーブ、宿根草、枝ものなどを展示。好きなポットに好みの花苗を寄せ植えして、持ち帰ることもできます（材料の実費のみ）。家で行うよりも、こちらでプロのアドバイスをもらいながら植え込む方が断然楽しい。
　新盆用のアレンジ生花、お盆用の切り花など３０００円以上を、10日（水）まで注文・代金支払いの人には、598円のミニ観葉植物をプレゼント（受け取りは12日（金）や13日（土）でも可、配達はできません）。はなごよみ全店で受け付けています。お盆用の切り花は11日（木）からの販売、花束299円〜。
　なお17日（水）〜９月14日（水）は陳列替えのため休業します。９月15日（木）にはオープニングセールも予定、敬老の日のプレゼントやお彼岸の花などもそろいます。「秋冬の鉢花もいいものは早い時期に」（社長の前所幸明さん）とのことでした。