石窯で焼いたピッツァや生パスタなどが、できたてあつあつの状態で食べられるオーダーバイキング制のヴォーノ・イタリア。県内ではこちら１店舗のみで、長野市や佐久市から通う人も多く、休日は数組待ちとなることも多い人気店です。

　料金は中学生以上１４８０円、小学生980円、幼児（３歳以上）520円、３歳未満無料。ドリンク、サラダやアンティパストはコーナーに用意されており、ピッツァやパスタはテーブルのタッチパネルで注文。料理はあわせると80種類以上、すべて食べ放題で楽しめます。

　イタリア直輸入のパスタマシンで作ったパスタは、もちもちしていてソースのからみもよく、なめらか。ひと皿分が少なめだから、いろいろ食べられます。ピッツァはみんなで取り分けてもいいでしょう。最初の注文はひとりひと皿、テーブルに料理が届いてから次を注文します。

　オーナーの中島暢明さんは「おいしいものを食べてほしいと思います。『調理する』という本質を忘れないこと、スタッフも自信を持って料理を出せますし。みなさん３〜４皿は召し上がるようですよ」。

　ほとんどの人がプラスするデザートバー（中学生以上300円、小学生200円、３歳以上100円）。チョコレートファウンテン、ソフトクリーム、ハーゲンダッツアイスクリームもあります。

　生ビールの中ジョッキやグラスワインは各200円（！）、懇親会などの席予約も受けています。

　開店の11・00を過ぎると早速訪れる人がいます。メニューを見ずに注文する人が多いことから、この店ならではのラーメンのファンが多いことを実感しました。

　雷ラーメンの看板メニューは、やはり雷ラーメン750円。ニラとひき肉、卵の入ったピリリと辛いしょうゆ味のラーメンで、ランチでは８割近い人がオーダーするそう。

　とろみがあるので、細ちぢれ麺とスープと具がよくからみます。いつまでもアツアツで、ニラの風味にふんわりとした卵の口あたりもよく、シンプルながら飽きません。卵が全体をマイルドにしてくれるのか、じんわりと辛さがきて、だんだん体が熱くなって、元気がでる味です。

　味のベースとなる特製の「辛みそ」の分量で、辛さを調節できます。普通に頼むと中辛、大辛のほか「小辛にして」もできます。

　雷ねぎラーメン800円、たっぷりの野菜がとれる雷やさいラーメン750円、スープがみそ仕立ての雷みそラーメン800円などもあります。

　多くの人がセット350円をつけていますが、なかでも人気はＡセット（唐揚げと半ライス）で、Ｂは春巻き、Ｃは餃子とそれぞれに半ライスがつきます。

　定食では、ずっとかわらない味わいの酢豚定食950円、麻婆豆腐定食850円、鶏の唐揚げ定食800円が人気トップ３とか。

　店長の両角理絵さんは「すべて注文が入ってからの手作りですので、時間がかかる場合もあります」。せっかく来ていただくのだからと、店内の清掃には注意をはらい、生花の鉢ものなども欠かしません。

「お年寄りが気軽に寄れ、盆暮れには帰省した家族にごちそうできるような」抑えた価格と、昔ながらの懐かしい味わいが人気の信州白銀食堂。

　開店して１年ですが、地元の人には懐かしい名前。ここはその昔「白銀駅」の駅前で、店長の齋藤忠次さんの父親が昭和50年代にこちらで営んでいた食堂の名前でもあります。

　細ちぢれ麺であっさりとしたラーメン600円、太麺で野菜がたっぷりの味噌ラーメン700円、柔らかな馬肉うどん650円、さっくりと揚がったカツのカツ丼700円などは、正統派の味わいで誰もが好きなおいしさ。

　鶏のもも肉を１枚半使った鶏唐揚げ定食780円（唐揚げ15コ！）や、麺をパリパリに焼いた五目あんかけ焼きそば750円もよく出ます。

　ランチ（11・30〜13・30）はラーメンに鶏の唐揚げ、半ライスのセット780円や、ラーメンと半カツ丼900円（ラーメンを味噌か塩に変更する場合はプラス100円）なども。自家製の漬物（取材日はたくあんや野沢菜など３種類）は自由にどうぞ。

　２階は40名までの宴会場、宴会は２日前までに予約を。10名程度なら前日予約でも間に合います。

　本社（株式会社デルトラウム）が東御市に3000坪の畑をもっており、野沢菜ほか野菜は自社栽培のものを中心に使っています。

　厨房がオープンな造りで、様子がよく見えます。清潔さを心がけることはもちろんですが、注文した人が何歳ぐらいか、どのような食べっぷりか気を配りながら、心をこめた仕事を提供できるよう頑張っています。

　昨年秋にオープンした、韓国の家庭料理が味わえるポジャンマチャ。韓国語で屋台を意味し、社長の宮本光慶さんが大好きな、おいしいものが安くて気軽に食べられる屋台をイメージ。小諸市の焼肉メインのファミリーレストラン「八億」の姉妹店だから、焼肉や韓国料理はもちろん、定食や中華と幅広く楽しめます。

　ランチは豚肉の塩焼きのポジャンマチャ弁当や牛焼肉ランチなどワンコイン、500円から用意。

　専用の脂が落ちる鉄板で焼く焼肉はサンギョッサル609円、キムチとサンチュがついたセットにしても819円。プルコギ、ピビンパ各609円、牛骨と牛肉スープのうま味の深いラーメン504円など。

　ユッケジャンやきそば609円は、いわばユッケジャンのあんかけやきそば。じんわり辛いオリジナルで、これもよく出ます。

　６卓はシートで区切れるので個室感覚。屋台さながらの気取らない感じがウケて、若い女性グループなども増えているそう。奥には30名入れる宴会スペースがあります。宴会は２０００円ぐらいからですが、応相談。あいていれば当日昼の予約にも対応できます。

　八億創業50周年を記念して26日(金)まで、両店共通企画「２時間焼肉食べ放題」大人１５００円、小学生１０００円、幼児500円（３歳未満無料）を開催中。飲み放題（２時間１５００円）もセットでき、定食などにつけるキムチやチャプチェなども50円メニューとして登場（ぜひ予約を）。